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『14歳』千原ジュニア [本]


お笑い芸人「千原兄弟」のジュニアがひきこもり時代を書いた
自伝的小説。

ジュニアがひきこもりだったことも、芸人になるきっかけも知っていたけど、
そのひきこもり時代が、こんなに苦しそうなものだとは思わなかった、、

感受性が強すぎて、感じたことをどう表現したらいいのか分からなくて、
将来のことも見えなくて、ただ自分は人と違うことは分かってて、
でも、それが良いのか悪いのかも自信がなくて、
もがいて、苦しむ小さな男の子の姿が痛く、切なく感じました。

と、同時にこの歳になってみると分かる親の気持ちというのも痛くて、
親にとっても、子供にとってもしんどい時期だったんだろうな、、と思います。

文章は、ちょっと詩のような感じで短い文章の繋がり。
それが、14歳のようでもあり、大人の冷静な感じもあり、不思議な感覚。

個人的には、テレビの砂嵐の表現はすこし盛り上げすぎな感じがしたけれど、
本当に、こんな風に感じていたんでしょうね、、

きっと真剣に「生きよう」としているんだろうな、この人は。

しかし、芸人としては「ジュニア天才」と言われているけど、
わたしはやっぱり人間としては「お兄ちゃん、すごいわ☆」と思います。


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