ブラック・ブック [映画:は行]
「この愛は裏切りから始まる」

はぁ、、、人間ってこういうものよね。。
先日観た『ブラッド・ダイヤモンド』の
「自分は善でも悪でもない。ただの人間だ」というセリフを思い出しました。
全然違う映画だけど争いの中から見えてくるテーマは同じ、、、
ということかしら?
舞台はナチス・ドイツ占領下のオランダ。
主人公のラヘルはユダヤ人でレジスタンスの一員。
こうくれば、ドイツが「悪」でオランダ「善」の様な図式になりがちですが、
ポール・バーホーベン監督は、そんな単純なお話にはしてくれません。
ナチの将校も家族を殺された戦争の犠牲者で、切手を集めるかわいい人。
ラヘルの家族を殺したフランケンも、ピアノを弾く音楽好き。
レジスタンスは仲間の復讐の為に人を殺し、
ナチ撤退後のオランダ人は、ナチに協力した仲間達をリンチにかける、、
結局、争いが終わっても、また争いを繰り返し、
ラヘルの言葉通り「悲しみに終わりは無い」状態を、
自らつくっていく人間たちの悲しいすがた。。
ラストの映像も、場所や時代が違えども、
やってることは同じコト、、、という皮肉なもの。
これは単なる「歴史」じゃない。「今」もそうなのだ。
くり返す、、くり返す、、そんなことを感じました。
映画の内容としては、脱出劇やスパイ活動にハラハラしたり、
ラヘルの美しさと気丈さにうっとりしたりと、飽きない展開。
「結局裏切り者はだれなのか?」も重要な点ではありますが、
個人的には、途中からソコはもうどうでも良くなってきて、
「もぉ、誰でもいいから、早くラヘルに安住の地を!」と
思ってしまいました。
時代の波にのまれながらも、賢明に生きたラヘルが印象的な映画でした。





こんにちは♪ ジジョさんがご紹介くださる映画、全然見てないのでコメント残すのは、見てから~などと思ってるとなかなかお話できないので、見てないけどコメントしていいですか? 先日ボーイスカウトの会でユダヤ人の方が自分たちの宗教について語り、後で聞いたらかなり批判されたとのこと。彼はそんな勧誘とか宗教理解のために話したことではないのですが、ユダヤということは現在でも社会のなかで、ある位置づけがあると、実感した日でした。また現在新聞で、ダライ・ラマ氏訪れたハワイ地元の小学校で演説したことが、公立の学校の宗教分離に抵触してる、いや、キリストのような排他的な教えよりいいなどと、新聞の投書欄を連日にぎわしてます。宗教と人間、人種と宗派など深くて難しい問題ですが、最近の哀しい出来事をニュースでみるたびに、心が痛みます。 関連のないコメントでごめんなさいね。でも見てない映画ですが、ジジョさんの真摯な記事、好きです。これからもいろいろと教えてくださいね。♪(長くなってしまい、すみませんでした)
by waka715 (2007-04-20 06:54)
わいはまんさん
こんにちは(^-^) もちろん未見でもコメント大歓迎です☆
わたしは狭い日本で暮らしてるので、わいはまんさんの体験談とかは、すごく興味があるし、へぇ〜って勉強になります☆
記事に関係ないことでも、書き込んでください♪
人種や宗教で争いが起こるのは本当に悲しいですね、、、
同じ人間なのに、、
このユダヤ人迫害が、のちのパレスチナ問題に繋がっていくので、
最近観た映画「パラダイス・ナウ」にリンクしてて、
まさに「悲しみが連鎖する」状態を実感してます、、、
by ジジョ (2007-04-20 09:56)
こんばんは。
いいレビューですね。悲しみの連鎖、繰り返し・・・。そうですね。
今でも世界中で起こっていること・・・。そういうものがなくなって
もっといい世界になってほしいです。それができるのか、でも
やはりそれを信じて生きていかないといけないと思います。
by coco030705 (2007-10-03 02:41)
coco030705さん
ありがとうございます♪
今も昔も人間は常に同じ過ちを繰り返しているような気がしますね、、、。でも、自分たちで始めたことだから、自分たちで終わらせる事もできる☆と信じたいです。
by ジジョ (2007-10-04 03:17)