マイレージ、マイライフ [映画:ま行]
あなたの“人生のスーツケース”詰めすみすぎていませんか?
アカデミー賞やゴールデングローブ賞にもノミネートされた
ジェイソン・ライトマン監督の新作☆
『サンキュー・スモーキング』ではタバコ業界、
『JUNO/ジュノ』では10代の妊娠、、と
ちょっとダークなテーマをコミカルに描くのが上手な監督さん♪
今回のテーマは『リストラ』☆
まさにタイムリーな重いテーマをまたまたコミカルに描いています。
でもリストラって失恋に似てるんですね。この映画で初めて気づきました☆
主人公のライアン(ジョージ・クルーニー)はリストラ請負人。
企業のトップに替わって、リストラを宣告する、、、っていう
本当に存在するの!? って感じの、ある意味、不況で儲けてる裏家業。
マイルを貯めることが生き甲斐、、、とか言ってるけど、
それは、たまたま見つけた目標ってかんじで、
移動する事が移動の目的、、、というか、一カ所に留まりたく無いし、
喜楽でいたいから、何かの責任やしがらみからずっと逃げ回ってる人。
家族や恋人といった人間関係もわずらわしいと思っているのに、
リストラに関しては、ちゃんと会って伝えるべき☆
(飛行機に乗りたいっていう理由もあるけど)と考えてるのが歪んでて面白い♪
でも、自分の生き方を肯定するような言葉をいくつも用意していたり、
本当は、そんな生き方が100%イイとは思ってないんだろうな〜と
思わせる様な場面が多々あって、
他人に自分の生き方を説明することで、自分も納得させてるかんじ。
たぶん、本人は全然気づいてないけど。
案の定、自分の本心に気づくのも他人を説得する自分の言葉、、という。
なんとも面白い展開☆
真逆に位置するキャラクターは部下のナタリー(アナ・ケンドリック)。
コスト削減の為、ネットでのリストラ宣告を提案する合理派なのに、
人生の目標は、素敵な旦那様と温かい家庭を作る事、、
という保守的思考をもつ、こちらもアンバランスな人☆
自分が提案したネットのリストラに近い形で彼氏に傷つけられたりして、
ライアン同様、自分の信念がガラガラと崩れていきます。
自分が正しいと思っていた道も、いろいろな経験とか、
出逢った人たちに少なからず影響されて、変わっていくのよね。
だから人と出会うのは面白いし、人生はおもしろい☆
ほかにも、いろいろな人生の価値観をもつ人が登場しますが、
どれが正解でも、不正解でもないし、
いろんな意見を決して否定せず、肯定して描いているのも好きなところ♪
原題の"UP IN THE AIR"は、“宙ぶらりん”とい意味もあるそう。
まさにライアンは最後までその状態だけど、“立ち止まって”、“行き先を見る”ライアンは
明らかに以前のライアンとは違ってました☆
そして、たたみかける様にエンディングの曲!
これが、本当にリストラされた人がその時のことを歌った歌で、
映画にぴったり〜☆
この歌を作ったケヴィン・レニックは、リストラを機に長年の夢だった
シンガーソングライターに転身したそう。そのとき52歳!
なんとも希望のもてるお話。
エンディングのこの曲、とにかく必聴です☆
------------------------------------------------------------------------
【公式サイト】http://www.mile-life.jp/
原題:UP IN THE AIR 監督:ジェイソン・ライトマン 原作:ウォルター・カーン
脚本:ジェイソン・ライトマン、シェルドン・ターナー 音楽:ロルフ・ケント
製作総指揮:トム・ポロック、ジョー・メジャック、テッド・グリフィン、マイケル・ビューグ
ジョージ・クルーニー/ヴェラ・ファーミガ/アナ・ケンドリック/ジェイソン・ベイトマン
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アカデミー賞やゴールデングローブ賞にもノミネートされた
ジェイソン・ライトマン監督の新作☆
『サンキュー・スモーキング』ではタバコ業界、
『JUNO/ジュノ』では10代の妊娠、、と
ちょっとダークなテーマをコミカルに描くのが上手な監督さん♪
今回のテーマは『リストラ』☆
まさにタイムリーな重いテーマをまたまたコミカルに描いています。
でもリストラって失恋に似てるんですね。この映画で初めて気づきました☆
主人公のライアン(ジョージ・クルーニー)はリストラ請負人。
企業のトップに替わって、リストラを宣告する、、、っていう
本当に存在するの!? って感じの、ある意味、不況で儲けてる裏家業。
マイルを貯めることが生き甲斐、、、とか言ってるけど、
それは、たまたま見つけた目標ってかんじで、
移動する事が移動の目的、、、というか、一カ所に留まりたく無いし、
喜楽でいたいから、何かの責任やしがらみからずっと逃げ回ってる人。
家族や恋人といった人間関係もわずらわしいと思っているのに、
リストラに関しては、ちゃんと会って伝えるべき☆
(飛行機に乗りたいっていう理由もあるけど)と考えてるのが歪んでて面白い♪
でも、自分の生き方を肯定するような言葉をいくつも用意していたり、
本当は、そんな生き方が100%イイとは思ってないんだろうな〜と
思わせる様な場面が多々あって、
他人に自分の生き方を説明することで、自分も納得させてるかんじ。
たぶん、本人は全然気づいてないけど。
案の定、自分の本心に気づくのも他人を説得する自分の言葉、、という。
なんとも面白い展開☆
真逆に位置するキャラクターは部下のナタリー(アナ・ケンドリック)。
コスト削減の為、ネットでのリストラ宣告を提案する合理派なのに、
人生の目標は、素敵な旦那様と温かい家庭を作る事、、
という保守的思考をもつ、こちらもアンバランスな人☆
自分が提案したネットのリストラに近い形で彼氏に傷つけられたりして、
ライアン同様、自分の信念がガラガラと崩れていきます。
自分が正しいと思っていた道も、いろいろな経験とか、
出逢った人たちに少なからず影響されて、変わっていくのよね。
だから人と出会うのは面白いし、人生はおもしろい☆
ほかにも、いろいろな人生の価値観をもつ人が登場しますが、
どれが正解でも、不正解でもないし、
いろんな意見を決して否定せず、肯定して描いているのも好きなところ♪
原題の"UP IN THE AIR"は、“宙ぶらりん”とい意味もあるそう。
まさにライアンは最後までその状態だけど、“立ち止まって”、“行き先を見る”ライアンは
明らかに以前のライアンとは違ってました☆
そして、たたみかける様にエンディングの曲!
これが、本当にリストラされた人がその時のことを歌った歌で、
映画にぴったり〜☆
この歌を作ったケヴィン・レニックは、リストラを機に長年の夢だった
シンガーソングライターに転身したそう。そのとき52歳!
なんとも希望のもてるお話。
エンディングのこの曲、とにかく必聴です☆
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【公式サイト】http://www.mile-life.jp/
原題:UP IN THE AIR 監督:ジェイソン・ライトマン 原作:ウォルター・カーン
脚本:ジェイソン・ライトマン、シェルドン・ターナー 音楽:ロルフ・ケント
製作総指揮:トム・ポロック、ジョー・メジャック、テッド・グリフィン、マイケル・ビューグ
ジョージ・クルーニー/ヴェラ・ファーミガ/アナ・ケンドリック/ジェイソン・ベイトマン
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それほど興味のなかった今作ですが、ジジョさんのレビューを読んでいたらなんだかすごく観てみたくなりました。
文章の構成力に、脱帽です!(^皿^)b。
by 堀越ヨッシー (2010-03-30 18:00)
>どれが正解でも、不正解でもない
そこを、監督がうまく撮ってて
まさに、ライムリーな作品だと思いました。
ラスト、これからどうする?って感じでしたが
ひとつ寄り道してまた動いていく
今後のビンガムさんが見たかったけど
こういう作品多いですよねー。
でも、こういうラストが良いよねー。
ハート・ロッカーのラスト(戻るとこ)も良かった。
by コッスン (2010-03-30 19:35)
ジジョさま ご無沙汰です!
私も楽しんで観てしまいました。コメディーの要素も
多く持ちながら、観終わったあとに色々考えてしまう
余韻をもった映画ですね。
ジョージ・クルーニーだけでなく、出演者皆が光って
ましたね。
by robert (2010-03-31 00:43)
堀越ヨッシーさん
わお☆ ヨッシーさんにほめていただけるとは光栄♪
ありがとうございますーーーー☆
この映画、おもしろかったですよ。
リストラだけじゃなく、いろんな捉え方ができそうで。
機会があったら、ぜひ観てみてください〜☆
by ジジョ (2010-03-31 01:25)
コッスンさん
この監督の白黒つけないところが好きです♪
グレーだけど、なんか明るい希望があって☆
いいラストシーンでした。
しかし、リストラ切実なんですね。。。
あのたくさん出て来た実際にリストラされた人たちが
今どうしているのかも気になります。。。
by ジジョ (2010-03-31 01:29)
robertさん
結構わらえました〜☆
「自分が幸せと思ったときは、、?」とか
いろいろ考えちゃいましたw
今作も味のあるいい役者さん揃いでしたね〜。
ジョージ・クルーニーは、本人のまんまっぽくて、
その辺も自虐ぽくてナイスでした☆
by ジジョ (2010-03-31 01:32)
中身で自己矛盾きたしているところが実際の人間らしかったですね。
いきなりの心変わり(?)には、承服しかねる部分がありますけど。
by バラサ☆バラサ (2010-03-31 19:40)
こんにちは^^
この映画、スマステで稲垣吾郎が絶賛してたので、見たいな~と思っています。ジョージクルーニーがとてもいいって言ってました。
今日私は、シャーロックホームズを見てきました。
きっとジジョさんも見てるだろうなと思って訪問したら、やっぱり見てましたね。早いな~。
ジジョさんとは、ちょっと感想違うけど、よかったら私のブログにも遊びに来てね。
by リンさん (2010-03-31 21:14)
見たいんです、この映画。
ちょっと邦題がアレですが、今のアメリカを
よく映しているんじゃないかな―と勝手に想像してます。
by chicory (2010-04-01 11:37)
バラサ☆バラサさん
いきなりの心変わり。
わたしは「本心はちがってた」と思ったので、
あんまり違和感なかったけど、結構急に目覚めてましたねw
by ジジョ (2010-04-02 03:31)
リンさん
ジョージクルーニーは、ピッタリの役でしたよw
ホームズは、ロバートダウニーJrが好きなので〜☆
ロックストックのガイリッチーも好きなので〜♪
張り切って観に行きました。
あとでブログ拝見しにいきますね〜。
by ジジョ (2010-04-02 03:34)
chicoryさん
邦題がアレですね、、^^;
本当にリストラされた人たちが、たくさん登場します☆
なんか身につまされる思いでした。
機会があったら是非みてみてください〜♪
by ジジョ (2010-04-02 03:37)
これ観に行きたいと思ってるんです。アンバランスかぁ。。。なるほど。
行かれた方のレビューを読んでると、ものすごく楽しみになって来ました。ああぁ〜早く行きたい!!!
by meiqi (2010-04-02 10:51)
meiqiさん
結構評価の高い作品みたいですね〜。
私は登場人物の矛盾してる価値観が、すごく人間っぽくて
よかったです☆ ぜひ観てみてください〜^^
by ジジョ (2010-04-02 15:16)
この作品、評判よいですよね。
ジョージクルーニーもすきですし
いろんな価値観にふれることができそうですね!
観にいきたいです!
by ram (2010-04-02 17:53)
あまり期待せずに見たんですが、コメディタッチでありながら
いろいろ考えさせられる良い作品でした。
終わり方も好きです。
ジョージ・クルーニーも女性陣も良かったですね!
by トミュウ (2010-04-04 00:17)
ramさん
ジョージクルーニーは、本人そのまんま!?
ってくらい違和感ない役の設定ですw
評判も良さそうなので万人受けする作品なのかも☆
ぜひ観てみてください〜♪
by ジジョ (2010-04-04 23:19)
トミュウさん
ほどよく軽い感じが良かったですよね〜☆
この監督の、こういうタッチ好きです♪
味のある役者さんぞろいなのも楽しめましたね!
by ジジョ (2010-04-04 23:23)
リストラって失恋に近いですよね。
私も、そんな風に思ったことはなかったけれど、
人生の多くの時間を費やして身を捧げているのに、
解雇って・・・って感じだと思います。
by クリス (2010-04-05 06:54)
こんにちは。
> リストラって失恋に似てるんですね
振られちゃうところですね(T_T)
あのラストの何とも言えない表情が印象的でした~
人って変わってしまうと戻れないですよね。
この後、彼はどうするのだろう…とちょっと思ってしまいました(^^ゞ
by non_0101 (2010-04-05 12:38)
クリスさん
ある日突然「あなたの事、もう好きじゃないの」って
言われたらショックですね。。
やっとリストラされる人の気持ちがわかった気がします、、
でも恋愛も仕事も、それが一つの通過点だと思えば
希望が持てますね☆
by ジジョ (2010-04-06 03:01)
non_0101さん
リストラってピンとこなかったんですけど、
振られるところでやっと気持ちを理解できましたw
失恋を知って成長するように、
彼も何かを得て次に進んで行くんでしょうね☆
by ジジョ (2010-04-06 03:03)
>自分の本心に気づくのも他人を説得する自分の言葉
なるほど。そうでした。
本心に気付いて心の変化が訪れる。
その心の変化を丁寧にユーモアを交えて描いたいい作品だったと思います。
by かかとう (2010-04-06 20:33)
>ジェイソン・ライトマン監督
毎回、本当に上手く作るなぁと思います。
賞を獲る日も遠くはないでしょうね。
by hash (2010-04-06 22:05)
かかとうさん
映画では語られてなかったけど、主人公がああいう思想になる
トラウマが昔あったような台詞もありましたね。
そういう部分が徐々にほどけていく過程もよかったです☆
by ジジョ (2010-04-07 09:25)
hashさん
ジェイソン・ライトマン監督、
アカデミーにもノミネートされたけど、
なんとなく、ずっとインディーズっぽい雰囲気は
失わないで欲しいな〜と思ったり^^;
わがままですかね〜w
by ジジョ (2010-04-07 09:27)
こんばんはぁ(^^)/
答えのない映画でした、それが答えなんだけど
中途半端な主人公に、中途半端な部下、
中途半端な人たちばっかりなのが
この映画の、存在意義でした。地味だけど、
ある意味、凄い作品だと思います。(^_^)
by よーじっく (2010-05-05 23:05)
よーじっくさん
明確な答えとかがないのが、リアルな感じもしますよね〜。
こういうゆるさがこの監督の好きなところだったりもします☆
次回作も楽しみだな〜♪
by ジジョ (2010-05-06 17:18)