ビルマVJ 消された革命 [映画:は行]
あなたの持っている自由を持たない人のために用いてください。 アウンサンスーチー
第82回アカデミー賞ドキュメンタリー部門ノミネート作品です☆
オスカーを獲得したのは日本のイルカ漁を追った『ザ・コーヴ』だったけど、
この作品も是非観たい!と思ってたので、日本公開してくれて本当うれしい♪
ビルマ(ミャンマー)という閉ざされた国で、
いったい何が起こっているのか!? 必見!の作品です☆
ビルマについて良く知らないけれど、
2007年に起きた反政府デモの様子を伝えるニュース映像は覚えてます。
日本人ジャーナリストの長井さんが射殺された映像は繰り返し流されてたけど、
いったい誰が撮った映像なのか!?
そんなコト、考えたこともなかったけど、思えばビルマは軍事政権の国。
情報は統制されて、そんな映像が国外へ流れるなんてあり得ない事。
その裏には「ビルマ民主の声」というVJたちの活躍があったそうです。
ビデオカメラを持っているだけでも、投獄され拷問されるような国で、
そのリスクを顧みず、小型ハンディカムで映像を撮り続け、
密かに海外へ送り、命がけでビルマの今を伝えようとしている人たち。
映像の力で、閉ざされた自国の未来を切り開こうとする熱い思いは、
この映画の映像からもビシビシ伝わって来ます☆
映画は、“ジョシュア”と名乗るVJを語り手として、
今までビルマで何があったのか、そして2007年のデモが起こった背景、
そのデモの様子から終焉のときまでの映像を時系列につなぎ合わせて
とてもわかりやすい作りになっています。
映像はもちろん、VJたちがこっそり撮影したものなので、
ブレてたり、画質の荒いものもあるけれど、
その緊張感はハンパじゃない☆
観ているわたしも、VJの目線でこの国の行方を見守るかんじです。
映画にはVJ撮影の映像の他に、再現映像が使用されてる部分もあるけど、
これは関係者達の身の安全を考えて、場所や名前を特定されない為だそう。
それほどまでに危険、、、ということだけど、
この再現映像がいいアクセントになって、映画がより分かりやすく、
観やすくもなっていた気がします。
07年のデモは、沈黙していた僧侶たちが立ち上がり、
最終的には3万人とも言われる僧侶たちが参加したことが話題だったけど、
映画のクライマックスも、まさにココ☆
俗世を離れた僧侶たちが、政治に介入していくなんて御法度。
そんなコトは仏教の国のビルマ国民なら誰でもわかることなんだと思う。
僧侶が御法度を破ってまで動いたことで、
国民たちの気持ちも大きく動いていく様子が感動的です。
僧侶が立ち上がらざるを得なかった…という逼迫した状況。
もお、それは最終手段に近いことだったように思います。
仏教の国だから、僧侶に武力は使わないだろう。
この国は、もしかしたらこのデモで変われるのかもしれない。
そんな思いを打ち砕く、ラストの展開は衝撃でした。。
いったいビルマはどうなっていくんだろう。。
民主化運動の指導者アウンサンスーチーさんは、未だに自宅軟禁中だし、
政治囚としてVJを含む2,000人以上が今でも拘束されているそう。。
今年、ビルマは総選挙を行う事になっているらしいけど、
今のままでは公正な選挙も、民主化をありえないよね、、
もぉ二度と、映画のような状況で血を流す事がないように、
世界中のひとたちがビルマに関心をもつことが大切な気がします。
今わたしに出来るのは、映画をおすすめするくらいだけど、、、
ドキュメント映画としても良くできた作品だと思います。
ぜひ、劇場で♪
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【公式サイト】http://burmavj.jp/
原題:BURMA VJ: REPORTER I ET LUKKET LAND 監督・脚本:アンダース・オステルガルド
プロデューサー:リーゼ・レンゼー=ミュラー
原案・脚本: ヤン・クログスガード 編集: ヤヌス・ビレスコフ=ヤンセン
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☆ビルマは民族闘争も気になる問題ですね、、
☆07年のデモのルポ。映画の復習に読みたい♪
第82回アカデミー賞ドキュメンタリー部門ノミネート作品です☆
オスカーを獲得したのは日本のイルカ漁を追った『ザ・コーヴ』だったけど、
この作品も是非観たい!と思ってたので、日本公開してくれて本当うれしい♪
ビルマ(ミャンマー)という閉ざされた国で、
いったい何が起こっているのか!? 必見!の作品です☆
ビルマについて良く知らないけれど、
2007年に起きた反政府デモの様子を伝えるニュース映像は覚えてます。
日本人ジャーナリストの長井さんが射殺された映像は繰り返し流されてたけど、
いったい誰が撮った映像なのか!?
そんなコト、考えたこともなかったけど、思えばビルマは軍事政権の国。
情報は統制されて、そんな映像が国外へ流れるなんてあり得ない事。
その裏には「ビルマ民主の声」というVJたちの活躍があったそうです。
ビデオカメラを持っているだけでも、投獄され拷問されるような国で、
そのリスクを顧みず、小型ハンディカムで映像を撮り続け、
密かに海外へ送り、命がけでビルマの今を伝えようとしている人たち。
映像の力で、閉ざされた自国の未来を切り開こうとする熱い思いは、
この映画の映像からもビシビシ伝わって来ます☆
映画は、“ジョシュア”と名乗るVJを語り手として、
今までビルマで何があったのか、そして2007年のデモが起こった背景、
そのデモの様子から終焉のときまでの映像を時系列につなぎ合わせて
とてもわかりやすい作りになっています。
映像はもちろん、VJたちがこっそり撮影したものなので、
ブレてたり、画質の荒いものもあるけれど、
その緊張感はハンパじゃない☆
観ているわたしも、VJの目線でこの国の行方を見守るかんじです。
映画にはVJ撮影の映像の他に、再現映像が使用されてる部分もあるけど、
これは関係者達の身の安全を考えて、場所や名前を特定されない為だそう。
それほどまでに危険、、、ということだけど、
この再現映像がいいアクセントになって、映画がより分かりやすく、
観やすくもなっていた気がします。
07年のデモは、沈黙していた僧侶たちが立ち上がり、
最終的には3万人とも言われる僧侶たちが参加したことが話題だったけど、
映画のクライマックスも、まさにココ☆
俗世を離れた僧侶たちが、政治に介入していくなんて御法度。
そんなコトは仏教の国のビルマ国民なら誰でもわかることなんだと思う。
僧侶が御法度を破ってまで動いたことで、
国民たちの気持ちも大きく動いていく様子が感動的です。
僧侶が立ち上がらざるを得なかった…という逼迫した状況。
もお、それは最終手段に近いことだったように思います。
仏教の国だから、僧侶に武力は使わないだろう。
この国は、もしかしたらこのデモで変われるのかもしれない。
そんな思いを打ち砕く、ラストの展開は衝撃でした。。
いったいビルマはどうなっていくんだろう。。
民主化運動の指導者アウンサンスーチーさんは、未だに自宅軟禁中だし、
政治囚としてVJを含む2,000人以上が今でも拘束されているそう。。
今年、ビルマは総選挙を行う事になっているらしいけど、
今のままでは公正な選挙も、民主化をありえないよね、、
もぉ二度と、映画のような状況で血を流す事がないように、
世界中のひとたちがビルマに関心をもつことが大切な気がします。
今わたしに出来るのは、映画をおすすめするくらいだけど、、、
ドキュメント映画としても良くできた作品だと思います。
ぜひ、劇場で♪
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【公式サイト】http://burmavj.jp/
原題:BURMA VJ: REPORTER I ET LUKKET LAND 監督・脚本:アンダース・オステルガルド
プロデューサー:リーゼ・レンゼー=ミュラー
原案・脚本: ヤン・クログスガード 編集: ヤヌス・ビレスコフ=ヤンセン
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☆ビルマは民族闘争も気になる問題ですね、、
閉ざされた国ビルマ―カレン民族闘争と民主化闘争の現場をあるく
- 作者: 宇田 有三
- 出版社/メーカー: 高文研
- 発売日: 2010/01
- メディア: 単行本
☆07年のデモのルポ。映画の復習に読みたい♪
ビルマ仏教徒 民主化蜂起の背景と弾圧の記録―軍事政権下の非暴力抵抗― (世界人権問題叢書71)
- 作者: 守屋 友江
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2010/02/26
- メディア: 単行本
長井ちゃんの横たわる姿が、胸に痛いです。
絶対観ようと思っていますが、なかなか時間がなくて…。
ご紹介いただき、ありがとうございます。
by ken (2010-05-28 12:36)
kenさん
あ、、kenさんは長井サンのお知り合いでしたね。。
TBしていただいた記事も当時拝見した記憶があります。
長井サンの件に関してビルマは
「流れ弾に当たっただけ」と主張してるし、
長井サンが撮影したテープも未だに返却されていないとか、、
あまりにも切なすぎます、、、T_T
長井サンの様なジャーナリスト達が、
命をかけて私たちに伝えようとしてくれていること、、
重く受け止めたいと、映画を観て思いました。
by ジジョ (2010-05-29 05:07)
こんな映像作品があるんですね。
知りませんでした。
こういうことを勇気を持って伝えようとしてくれる人たちがいることに感謝して、
自分ができること、伝えられることがあるといいなと思います。
by movielover (2010-05-29 09:33)
こんにちは。
大阪では6月になってからの公開です。
劇場へ行ってきます!
by キキ (2010-05-29 16:54)
movieloverさん
ニュース映像とかって何気なく観てたけど、
撮ってる人たちのコトまで考えがおよばなかったので、
ジャーナリストの皆さんに、改めて感謝でした☆
お時間があれば是非♪ おすすめです^^
by ジジョ (2010-06-01 19:26)
キキさん
大阪は6月なんですね〜。
「クロッシング」で描かれた北朝鮮も悲惨でしたが、
ビルマも何だかおかしなコトになってます、、、
ご覧になったら感想教えてくださいね〜♪
by ジジョ (2010-06-01 19:28)
あ、こんな映画あるんですか。見てみたいけど、胸が苦しいような。
でも、見てみたい。
この間、スーチーさんの政党もなくなってしまったようで、
ホントに残念に思います。
by duke (2010-06-05 12:41)
dukeさん
結構「うわ、、」って感じですけど、
民衆が立ち上がるあたりは本物なだけに感動でした!
>スーチーさんの政党もなくなってしまった
えー、そうなんですか!しらなかった☆
選挙があるからかな〜。ますます民主化が困難になりそう。。
ニュースなどチェックしてみます。情報ありがとう〜
by ジジョ (2010-06-05 15:55)
そーなの。なんというか・・解体させられちゃったの!
ホントひどいよね。>_<
by duke (2010-06-05 18:58)
dukeさん
ありがとう☆
ニュース検索してみました〜。
ほんとだね、、、なんかいろいろ裏でありそうな感じだね。。
by ジジョ (2010-06-05 22:58)
長井さんは、明らかに狙われて撃たれたことが、
この作品によって解りました。
僧侶が立ち上がったところは、一ビルマ市民になったように
気分が高揚しましたが・・・。
アウンサンスーチーさんの解放も、ビルマという国の解放も、
なんとかせにゃって気持ちが消えません。
とにかく、関心を持ちつづけたいと思います。
by クリス (2010-06-22 07:00)
クリスさん
長井サンの映像は衝撃でしたね、、
ああいう国があることにも驚いたし、
そういう国で映像を撮っている人がいることにも驚きました。
どうしたらいいのか分からないのだけど、、
わたしもとにかく関心も持っていようと思います☆
by ジジョ (2010-06-23 03:39)