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美女と野獣(実写・フランス版) [映画:は行]

野獣の秘密、ベルのあやまち。

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ディズニー長編アニメや劇団四季の舞台など
いろいろな形で語り継がれる「美女と野獣」
元々はフランスの民話なんですね。

今作は、物語の原点でもあるフランスで制作された
異才クリストフ・ガンズ監督の実写版。

ディズニーや四季とはまったく違う、
ヨーロッパの香りのする作品になっていました☆

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物語のキモはなぜ王子は野獣に身を落としたのかという
野獣の過去の物語です。
「マレフィセント」も、その行動の理由を解く構成でしたよね。
こういうアプローチが流行っているの?

王子が犯した罪と罰、、、
これはディズニーとはまったくの別物ですね。
全体的に大人な感じです。

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それはいいのだけれど、やっぱりベルと野獣のラブストーリーだけは
しっかり描いてほしかった。。。
いろいろな要素がありすぎて、ベルが野獣に魅かれる課程も説得力なく、
一番肝心な部分がぽっかり抜けてて、本当に残念。
物語の展開は、本当に退屈です。

だけど、映像は細かい部分も美しかったです☆
全体的に暗いのだけど、それもヨーロッパっぽい感じもするし。
唯一でてくる癒しのキャラは犬なのだけど、
変身した彼らが、ちゃんと出てる部分がなかったのも残念だったなー。

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ベルを演じたのは『アデル、ブルーは熱い色』で
青い髪の美大生エマ役だったレア・セドゥ
ファンタジーがよく似合ってて、お姫様な感じがすてきでした☆

そしてアメリカ版の「美女と野獣」もエマ・ワトソン主演で進行中。
ギレルモ・デル・トロ監督が降板したのは残念だけど、
こちらも公開が楽しみな作品の一つです☆

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【公式サイト】http://beauty-beast.gaga.ne.jp/
原題:LA BELLE ET LA BETE/BEAUTY AND THE BEAST
監督:クリストフ・ガンズ 脚本: サンドラ・ヴォ=アン
製作総指揮:フレデリック・ドニギアン
音楽:ピエール・アデノ
レア・セドゥ/ヴァンサン・カッセル/アンドレ・デュソリエ/エドゥアルド・ノリエガ
ミリアム・シャルラン/オードレイ・ラミー/サラ・ジロドー

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☆原作本

美女と野獣 (角川文庫)

美女と野獣 (角川文庫)

  • 作者: ボーモン夫人
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1992/05
  • メディア: 文庫



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