SSブログ

かいじゅうたちのいるところ(字幕版) [映画:か行]

見たことない世界、忘れてた気持ち

100122_1.jpg


超有名なモーリス・センダックの絵本を
スパイク・ジョーンズが映画化しました☆

ちなみに絵本はこんな感じ。

100122_2.jpg

すごい絵のクオリティ!!
この絵本が世界中で人気があるのもわかる〜。
子供ってイイ物を見抜く感覚があるからね。

絵本は1分で読み終わっちゃうくらい短いお話。
登場するかいじゅうたちには名前もありませんが、
ジョーンズ監督はこんな設定にしました。

100122_3.jpg

なるほど〜☆
いいバランスのキャラ設定♪
このそれぞれの関係性が映画のテーマにも響いてきます。

-------------------------------------------------------------------

もぉ、とにかくかいじゅう達がカワイイ!
なんなんですか! あの着ぐるみのアナログ感☆

ぽてぽて歩く姿とか、ぽ〜んってジャンプする姿とか、
ぺたんって座る後ろ姿とか、いちいちツボに入ります♪

かいじゅう達とマックスの会話や行動も、一見かみあってない様な
支離滅裂さが、まんま子供達の世界そのもの☆

こんなテーマパークがあったら、絶対行くな〜。私。
かいじゅう達と踊りたいし、重なり合って眠りたい☆

風景は、木の枝で作った家とか、ぼっこり空いた穴とか、
どこまでもつづく砂漠とか、かいじゅう達の表情とリンクするように
温かくてやさしいけど、どこか寂しげ。。

100122_4.jpg

かいじゅう達の世界には、“孤独”な空気が漂います。
これは、まんまマックスの心象風景なのね。。

-------------------------------------------------------------------

お母さんとケンカして家を飛び出したマックスがたどりついたかいじゅうの島。
そこは、マックスの頭の中の世界だったのかもしれない。。

かいじゅうの一人一人が、マックス自身であり、マックスの家族でもあり。。
いろんなかいじゅうが、だれもが持つさまざまな感情を表現してるみたいにも見える。

自分の中にいる、いろいろなかいじゅうを王様もコントロールできないんだね。。

でも、そのかいじゅうの元は「愛」を求めてると気づいた時に、
マックスは、かいじゅうの島を卒業します。。

少し大人の顔になったマックスの船出は、とてもさわやか☆
それとは正反対に別れを悲しむかいじゅう達は、
マックスが二度とここには戻らない事を分かっていたのかも、、切ない。。

きっと、だれもがかいじゅうの島に行った事があるんだろうな。。
大人になると忘れてしまうケド。

マックスは、かいじゅう達との日々を忘れないで大人になって欲しいな〜☆

わたしも、この映画を観て自分のかいじゅうの島を思い出した気がする。。
大人のファンタジーだな〜☆


-------------------------------------------------------------------
【公式サイト】http://wwws.warnerbros.co.jp/wherethewildthingsare/
原題:WHERE THE WILD THINGS ARE 監督:スパイク・ジョーンズ
原作:モーリス・センダック 脚本:スパイク・ジョーンズ、デイヴ・エッガース
製作総指揮:トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、ブルース・バーマン
音楽:カレン・O 、カーター・バーウェル
マックス・レコーズ/キャサリン・キーナー/マーク・ラファロ/クリス・クーパー

-------------------------------------------------------------------


OPENING CEREMONYとのコラボ企画。かわいすぎ♪
100122_5.jpg
http://www.openingceremony.us/p318.html


☆映画のノベル。気になるわ〜。

かいじゅうたちのいるところ(小説版)

かいじゅうたちのいるところ(小説版)

  • 作者: デイヴ・エガーズ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2009/12/04
  • メディア: 単行本



nice!(27)  コメント(30)  トラックバック(3) 
共通テーマ:映画

キャピタリズム マネーは踊る [映画:か行]

こんな世界に誰がした!?

100119.jpg


先日『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』を観て思ったコト。

やっぱり、ドキュメントって勉強になるな〜☆

ま、私の勉強不足、、、ということもあるんですけど^^;
知らない情報、よく分からないニュースを図解してあるのは
やっぱりわかりやすい☆


、、、という事で、スルーしかけたマイケル・ムーア監督の映画を鑑賞。
スルーしかけた理由はテーマの“キャピタリズム”。。
資本主義って、、、経済のお話は直接自分の生活に関わる。。とは
わかっていながらも、ちょっと複雑すぎて話を聞くだけで思考停止に、、(-_-)

映画の方は、あいかわらずアップテンポにどんどん話が進んで行くので、
テンポ良くておもしろいけど、ときどき置いてきぼりになりそうな部分も多々。。

でも、ニュースだけでは分からない、実際のアメリカ市民の状況などは、
一番自分と近い部分の話なので、分かりやすいし共感しやすかったな〜。

-------------------------------------------------------------------

映画的にはおもしろかったんだけど、
いままでみたいに、なんかスッキリ!するものが無かったのが残念。

資本主事って、テーマが漠然としてるというか、守備範囲がひろすぎて、
怒りの矛先も、ちょっとあいまいな感じ。。
やっぱりムーア監督は、もう有名人だから昔みたいな“突撃!”はできないし、
(マイケル・ムーアと名乗っただけで電話切られてたww)
ウォール街で「僕たちの金を返せ!」と叫ぶのも、
単なるパフォーマンスに見えちゃった。。

『ボウリング・フォー・コロンバイン』みたいに
事件の被害者と一緒にKマートに直談判して銃弾の販売をやめさせたり、
『シッコ』みたいに、高い薬を買えない9.11のボランティアを
キューバに連れてって安く薬をかったり、、

そういう“市民がムーアと一緒に立ち上がって解決する”
ようなものが今回の映画でも欲しかった☆
そういうの。観てるこちらは、なんかスッキリするんだけどな。


とはいえ、この映画観て「ちょっと勉強しよう、、^^;」と思って、
本も買いましたw
そういう興味をかき立ててくれたのは、ムーア監督の映画のおかげ☆
やっぱり観てよかったな♪


-------------------------------------------------------------------
【公式サイト】http://www.capitalism.jp/
原題:CAPITALISM: A LOVE STORY 監督:マイケル・ムーア
制作総指揮:キャスリーン・グリン、ボブ・ワインスタイ 、ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本:マイケル・ムーア 音楽:ジェフ・ギブス
マイケル・ムーア

-------------------------------------------------------------------

☆さすが「週間こどもニュース」。私にはちょうどイイ感じ♪

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 新書


nice!(15)  コメント(20)  トラックバック(2) 
共通テーマ:映画

(500)日のサマー [映画:か行]

サマーに恋をした、最低で最高の500日。

090112_1.jpg


今年のゴールデン・グローブ賞で最優秀映画作品賞にノミネートされてる
“草食系男子による、男子目線の恋愛映画”


運命の恋を信じる草食男子トム・ハンソン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と
真実の愛なんて幻想と思ってるサマー・フィン(ゾーイ・デシャネル)の
500日間を、時系列をシャッフルさせながら描いていきます☆

090112_2.jpg


恋愛で一喜一憂するのは、女の子だけじゃないんです☆
男の子も、うかれたり♪落ち込んだり↓妄想したりw
女子的には、そういう男の子の生態を覗き見してるみたいで、
超☆たのしい♪

そんなトムの感情の変化のいろいろを、
ミュージック・ビデオ出身の監督らしく、様々な手法で表現してくれます。

うれしい事があった時は、町中の人とミュージカルみたいに歌ったり♪
090112_3.jpg

ショックな事があった時は、町中がモノクロのスケッチになっちゃったりw
090112_4.jpg

そんな凝った映像や、ポップな音楽で、
文科系のおしゃれな人が好きそうな映画に仕上がってるけど、
内容は意外としっかりと現実的☆

“自分勝手なサマーに振り回されるトム”かと思いきや、
妄想世界でサマーとの理想の関係を築いて、
自分の想像と違うサマーの行動に「裏切られた!」
と失望するトムの方がある意味自分勝手w

サマーは常に自分の考えを貫いて、自分に正直でいるだけ。
最後の彼女の選択も、すごくサマーっぽい☆

“運命の人”を信じてたのは、サマーの方だったのかも。

サマーに恋をしたことで、少し大人に成長したトム。
運命と思った恋も、彼女無しでは生きられないと思った恋も、
実は次の恋愛へのプラクティスにすぎなかった事に後で気づいたりする。
傷ついて、失敗して、人はいろんなコトを学んで行くのね〜。

灼熱のような“夏”(summer)を経て、
実りの“秋”(autumn)を迎えるラストは、ニヤリ☆としますw


-------------------------------------------------------------------

ところで、この映画。主人公トムの友人ポール役で、
マシュー・グレイ・ギュブラー(Matthew Gray Gubler)が出てた♪

090112_5.jpg

海外ドラマ『クリミナル・マインド』
IQ187の天才プロファイラーDr.スペンサー・リードを演じてる人。

マーク・ジェイコブス、バーバリーなどのモデルをしてたり
PVなどの監督をしたりしてて、芸術系の雰囲気が好き♪
本人のwebサイトも内容充実でおもしろい☆

私的に、超注目の役者さんです♪

-------------------------------------------------------------------
【公式サイト】http://movies.foxjapan.com/500daysofsummer/
原題: (500) DAYS OF SUMMER 監督:マーク・ウェブ
脚本:スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー
音楽:マイケル・ダナ、ロブ・シモンセン
ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ゾーイ・デシャネル/クラーク・グレッグ

-------------------------------------------------------------------

☆映画のサントラ♪音楽よかったな〜。

(500) Days of Summer

(500) Days of Summer

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sire/London/Rhino
  • 発売日: 2009/09/21
  • メディア: CD


☆トムとサマーの共通点はThe Smiths♪

ザ・ベスト〜サウンド・オブ・ザ・スミス〜

ザ・ベスト〜サウンド・オブ・ザ・スミス〜

  • アーティスト: ザ・スミス
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/11/26
  • メディア: CD


☆トムはジョイディビジョンのTシャツ着てたな〜。

JOY DIVISION (デラックス・エディション) [DVD]

JOY DIVISION (デラックス・エディション) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: DVD



nice!(21)  コメント(28)  トラックバック(5) 
共通テーマ:映画

カールじいさんの空飛ぶ家3D〈日本語吹替版〉/晴れときどきくもり [映画:か行]

いくつになっても、旅に出る理由があるー。

091206.jpg


大好きなピクサー映画♪
今回は初☆3Dデジタル作品初☆人間が主人公!

カールじいさんと少年の冒険旅行のお話です♪

親子で楽しめるピクサー作品だけど、
今回はおじいちゃん&おばあちゃんも含め、
家族3世代で楽しめる作品になってます☆

前半はおじいちゃんを含めた大人向け♪

主人公カールの子供時代から後に妻になるエリーとの出会いを
かわいらしく描いた後は、その後の結婚からエリーの死までを
セリフなしのモンタージュで描いていきます。

セリフなしでも、人生のイロイロが表現されていて、
大人ならこの部分ですでに泣けてきます。
特におじいちゃんとかなら、もぉ号泣かもしれないw

切ないけど、いい場面だな〜。。

中盤は、ちょっと中だるみ? このままトーンダウンするかと思いきや
一気に物語は加速してアドベンチャーな展開になります。

後半、巨大鳥と犬が登場するあたりからは子供向け♪

やっぱりピクサーは人間以外のキャラクターがかわいい〜♪
もぉ、犬のダグはサイコーです☆

しかも、このころになってくるとかわいく無いと思ってた少年も
かわいく思えてくるから不思議w

全然関係ないけど、少年がカールじいさんの事を
「フレドリクセンさん」と呼んでたのがツボでした。

普通に名前呼んでるだけなのに、なんでだろ?w
『デスパレートな妻たち』でブリーが「ヴァンデカンプさん」と
呼ばれてても、同じような気持ちになりますw



楽しい風船の旅物語の中に隠されてるのは“人生の応援歌”。
人生の中で生きる目的を失ったと感じるときが来ても、
きっとまだ、明るい未来が待っている♪

大切なのは、モノじゃなく誰かと過ごした時間と思い出☆
人生は、それを求め続ける冒険なのね♪

----------------------------------------------------------------------

今回は吹き替え版の3D。
残念ながら、『クリスマス・キャロル』に比べると
3D具合はびみょう。。。
メガネを外して観た方が、色も鮮やかでよかったw
追加料金の意味ないかも☆

吹き替え版はめったに観ないけど、
映画にでてくるアルバムのタイトルとか看板とかの小道具が、
ところどころ日本語になっててビックリ☆
吹き替え版って、他のもこうなのかしら???
こういう細かいサービス精神って、なんだかウレシイ♪

----------------------------------------------------------------------

そして☆
本編が始まる前には、ピクサー恒例の短編映画♪
今回は『晴れときどきくもり』

空の雲が赤ちゃんを作って、コウノトリが運ぶ…という物語。
雲が怒るから雷が鳴って、雲が泣くから雨が降る♪

こういう発想大好き♪
短いけど、いいお話だったな〜。


----------------------------------------------------------------------------
【公式サイト】http://www.disney.co.jp/movies/carl-gsan/index.html
原題:UP 監督:ピート・ドクター 脚本:ボブ・ピーターソン、ピート・ドクター
製作総指揮:ジョン・ラセター 、アンドリュー・スタントン 音楽:マイケル・ジアッキノ
エドワード・アズナー/ジョーダン・ナガイ/ボブ・ピーターソン/クリストファー・プラマー

----------------------------------------------------------------------------

☆監督は↓コレ作った人。大好き♪

モンスターズ・インク [DVD]

モンスターズ・インク [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
  • メディア: DVD


☆犬のダグの声の人は↓コレのエイ先生と同じ人。英語版も観たいかも〜。

ファインディング・ニモ [DVD]

ファインディング・ニモ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
  • メディア: DVD


☆音楽は↓コレと同じ人。

LOST シーズン1 COMPLETE SLIM BOX [DVD]

LOST シーズン1 COMPLETE SLIM BOX [DVD]

  • 出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
  • メディア: DVD



nice!(17)  コメント(28)  トラックバック(5) 
共通テーマ:映画

Disney’s クリスマス・キャロル 3D〈日本語吹替版〉 [映画:か行]

未来は、まだ変えられるかもしれない…


091201.jpg


12月になったし☆
やっぱり『クリスマス・キャロル』♪

ディズニーの3Dだし、ドキドキ☆
字幕は疲れそうだし、3Dを満喫したいので吹き替えで♪

おーー☆ いい感じで飛び出てます!3D!

降る雪は触れちゃいそうだし、差し出された手は握れそう♪
精霊に連れられて空を飛ぶ時はTDLのアトラクションみたい☆
超たのしい!!

キャラクターの表現もすごいリアル☆
基本、おじいちゃんが主人公なんで、シワとか、シミとかw

キャラクターの動きは、俳優の演技をデジタル的に採り込む
“パフォーマンス・キャプチャー”という技術を使ってるらしく、
かなり人間に近い感じ☆

特に主人公はジム・キャリーが演じているので、
「あ!ジム・キャリー!」って思う部分もw
元々アニメっぽい動きをする人だから、全然違和感なしw

〈あらずじ〉
お金が全ての人生を送る街一番の嫌われ者スクルージ。
クリスマス・イブの夜に訪れた3人の精霊に導かれて、
自分の過去、現在、未来を旅する物語。


原作はチャールズ・ディケンズ。名作です☆

貧しいものにも分け与えよ。
自分をかえりみて、幸せを分かち合う。。
そんな教訓めいたテーマなのだけど、

こんなに怖かったっけ!?っていうぐらい
ホラー風味に仕上がってますw

特に未来を見せる精霊は、死神か!と思う怖さ。
真っ黒☆
私が子供だったら、確実に泣いてますw

子供に「いい子にしてないと鬼が来るよ」的な
秋田のなまはげ風のことなんだと思うけど、
主人公がおじいちゃんなだけに、
子供が共感できるかどうかは謎。。。

むしろ、大人の方がドキっ!とするような内容。

お金儲けに走って、心を無くしたスクルージは、
世界的金融危機で痛い目をみた現代の大人達の姿とかぶります。

今年始めに観た『ティンカーベル』といい、
最近のディズニーは、大人が耳が痛くなる話が多いな〜。


キラキラしたクリスマス感を期待して観に行くと痛い目みます☆
ま、本来のクリスマスって、こういうコトなのかもしれないけど。

今年もあと1ヶ月。
クリスマスにこんな精霊が来ない様に、正しく生きたいと思いますw


-------------------------------------------------------------------
【公式サイト】http://www.disney.co.jp/movies/christmas-carol/

原題:A CHRISTMAS CAROL 監督:ロバート・ゼメキス 脚本:ロバート・ゼメキス
ジム・キャリー/ゲイリー・オールドマン/ロビン・ライト・ペン

-------------------------------------------------------------------

予告編では、他の3Dも見れます♪
ジェームズ・キャメロンの『アバター』
ピクサーの『カールじいさんの空飛ぶ家』
ティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』

091201_2.jpg

『アバター』の3Dは、きれい!これは3Dで見たい☆

でもやっぱり楽しみなのはティム・バートン♪
あの、おもちゃ箱の様な世界が飛び出して来て、ワクワクものでした!
早く観たいな〜☆

☆クリスマス&ディズニーといえばコレ!ティム♪

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス [DVD]

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD


☆クリスマス&ジム・キャリーといえばコレ!

グリンチ [DVD]

グリンチ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD


☆クリスマス&ロバート・ゼメキスといえばコレ!

ポーラー・エクスプレス [DVD]

ポーラー・エクスプレス [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD



nice!(18)  コメント(26)  トラックバック(6) 
共通テーマ:映画

空気人形 [映画:か行]

あなたの息で、私のカラダを満たして…

091020.jpg


『誰も知らない』の是枝裕和監督の最新作。

空気人形=ダッチワイフのこと。
さえない中年:秀雄暮らす人形のぞみ。
性欲処理の道具として、誰かの“代用品”として存在する人形。

なんだか、じめっとした暗い設定にもかかわらず、
映画には切なさの中にもふんわり&キラキラ感が漂います。

人形がある日“心”を持ってしまい。
レンタルビデオ店で働く純一に恋をする、、、

ファンタジックなラブストーリー☆

、、、としても描けそうなのに、
それだけでは終わらないのが、この映画のスゴイところ。

なにせ「空気人形」。R指定されるだけあって、
きわどいシーンも確かにありますが、
なんとなく、その光景はおかしくもあり、切なくもあり。

人形が好きな人に空気を入れられる時の表情もたまらない☆
こういう愛の表現もあるのか!と、ただただ脱帽です。

映画のテーマは哲学的☆

心をもつことで傷つくのぞみとはうらはらに、
傷つくことを恐れて心を閉ざした人間たち。。

心をもった人形と人間とのやりとりの中で
“心って?”
“生きるって?”
“年をとるって?”
“愛するって?”
という、問いが見え隠れします。

中盤では、吉野弘の詩「生命は」が引用されています。
この詩の内容が、この映画のすべてを物語っているよう。

物語はハッピーな展開ではないけれど、
のぞみの空気で空に舞う綿帽子と、
のぞみにかけられた「キレイ」という言葉に
希望の光が見えました。


人形を演じたペ・ドゥナは、本当にスバラシイ☆
彼女の演技なくして、この映画は成り立たないと思えるほど。

これは、すごい映画だなぁ。。


【公式サイト】http://www.kuuki-ningyo.com/index.html

監督・脚本・編集:是枝裕和  製作:川城和実、重延浩、久松猛朗、豊島雅郎
プロデューサー:浦谷年良、是枝裕和  原作:業田良家  撮影:リー・ピンビン
美術:種田陽平   音楽:World's end girlfriend
製作国:2009年日本映画  上映時間:1時間56分  配給:アスミック・エース

☆宣伝美術は森本千絵さん。
 映画の雰囲気を的確に表現したアートディレクションはさすが!です。
 スチールは瀧本幹也さん。やっぱり!


☆原作。ちょう気になる!

ゴーダ哲学堂 (竹書房文庫 GY 8)

ゴーダ哲学堂 (竹書房文庫 GY 8)

  • 作者: 業田 良家
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: 文庫



☆音楽はWorld's end Girlfriend!今年のTAICOにも出演してました♪

The Lie Lay Land

The Lie Lay Land

  • アーティスト: world’s end girlfriend
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: CD



nice!(7)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ココ・シャネル [映画:か行]

「私は流行をつくっているのではない、スタイルをつくっているの」

091009.jpg

今年3本公開されるシャネルの映画。
“生誕125周年”って、中途半端な数字だな〜。と思っていたら、
ブランド発足100周年なんですね!納得☆

で☆
オドレイ・トトゥ主演の『ココ・アヴァン・シャネル』に引き続き、
やっとシャーリー・マクレーン版の本作を観てきました♪

マクレーンを主人公として、晩年のシャネルを描くのかと思いきや、
晩年のシャネルが若き日を回想する…という設定で、
物語のほとんどは、バルボラ・ボブローヴァ演じるシャネルがメイン☆

彼女のサクセスストーリーには恋を抜きに語れないからか、
時代設定や恋愛が軸になっている部分など、殆どオドレイ版と一緒なので、
どうしても2作品を比べてしまいます。

物語の展開や、おもしろさも断然本作の方がよかった☆

恋愛物語としても、それなりに楽しめるし、
成功に至るまでのプロセスも、本作の方がわかりやすい♪

シャネルを語る上で重要な男性である将校も実業家も
本作の方がイケメンw

ただ、シャネル役のバルボラにイマイチ華がないので、
そのカリスマ性が伝わらないのが残念。。
バルボラはオドレイにも似てるし、いい線いってるんですけどね。。

しかも、この時系列、、どちらの作品の方が事実に近いのかしら?
微妙に違ってるけれど?

とはいえ、シャネルがどういう人物だったのかは、よくわかります。

ココ・シャネルの旺盛な自立心と高いプライド。
その性質がゆえに、彼女は大きなものを手に入れて、
反対に、大きなものを失ったんですね。。。

マクレーンは出番は多くはないですが、
彼女のシャネルはとてもキュート♪
修羅場をくぐってきた、大人の女の余裕w

そして、最後に見せる純粋で少女のような部分にキュンときます。

本作にはシャネルが実際に言ったであろう名言が散りばめられていて、
女子には、ドキッ☆とくる部分多数。

『人と違うことで、かけがえのない女になるのよ』

キモに命じます☆


【公式サイト】http://coco-chanel-movie.jp/index.html


☆残る1作は『シャネル&トラヴィンスキー』
 作曲家ストラヴィンスキーとの事を描いた作品みたいです♪
 こちらは“シャネルNo.5”の誕生秘話らしい。
 2010年お正月公開!たのしみ〜(^-^)

091009_2.jpg

nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(2) 
共通テーマ:映画

ココ・アヴァン・シャネル [映画:か行]

もし翼を持たずに生まれてきたのなら、
翼をはやすためにどんなことでもしなさい

090914.jpg


不幸な幼少期から、成功を収めた女性。
名声も地位も手に入れながら愛だけは手に入れられなかった女性。

ココ・シャネルの人生は、
どうしてもエディット・ピアフを思い出してしまいます。

今年、いろいろと公開されているシャネルの映画。
『ココ・アヴァン・シャネル』は
日本語に訳すと「シャネルになる前のココ」、、ということで
幼少期からシャネルとしての成功を収めるまでを描いています。

チラシのコピーに「シャネルの成功の秘密、解禁」とあるけれど、
この映画を見た後に「なぜ成功したと思う?」と聞かれたら、
「さぁ、、なんででしょう?」
と答えてしまいそうなくらい、ポイントがわかりずらい映画でした、、、

きっと、あの時代に我を通す勇気と、
生まれながらのセンス、個人的な魅力、運、、などなどが成功の秘密
なのだと思うけれど、どれもぼんやりと描かれているので、
ココが魅力的な女性には見えませんでした。

きらびやかでデコラティブな当時のブルジョア階級の中に、
たった一人シンプルな出で立ちで存在するココ。。

そんな絵が魅力的に見えるような場面が一切なく、
撮り方によっては、すごく魅力的にできそうなのに、なんか残念。

愛人的にココを居候させた公爵の気持ちや、
イギリス人実業家に恋心を抱く流れや、
登場人物の感情の流れもわかりずらくて、
恋愛物語としても残念な感じ。。

なので、シャネルとして成功する序章である
「大切な人を失ったことで仕事に没頭した」みたいな
くだりが、なんとなく伝わってこなかった。。

きっと、実際の彼女の人生は波瀾万丈で
とってもエネルギッシュだったのだと思うけれど、
あまりにも淡々とした展開に、
「楽に成功しちゃった」ような印象。

これでいいのかしら!?

映画を観ておもったのですが、
私が知りたいのは、シャネルを初めてからどうやって
あそこまで成功していったのか、、という部分だったみたいで。。

そいういう意味では、こちらのシャネル映画ではなく、
シャーリー・マクレーン版の方が私にはよいのかも?
(まだ未見だから、なんとも言えないケド、、)


ちなみに、掲載したポスターは海外版。
このタバコをもったポーズが今の嫌煙運動てきな世の中では
問題になったりしたようで。。。

シャネルはいつも写真では片手にタバコ。
というスタイルだったそうで、これこそシャネルの姿!
なんでしょうけどね。。。

こういう事にまでタバコを禁止するのって、、、
なんだか世知辛い世の中だわぁ。。

【公式サイト】http://wwws.warnerbros.co.jp/cocoavantchanel/

☆今度、本でも読んでみようかな。

ココ・シャネル 時代に挑戦した炎の女 (FIGARO BOOKS)

ココ・シャネル 時代に挑戦した炎の女 (FIGARO BOOKS)

  • 作者: エリザベート・ヴァイスマン
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2009/08/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




ココ・シャネルという生き方 (新人物文庫)

ココ・シャネルという生き方 (新人物文庫)

  • 作者: 山口 路子
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2009/08/07
  • メディア: 文庫



nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

彼が二度愛したS [映画:か行]

「選ばれたエグゼクティブだけが集う秘密クラブ。
 導くのはエリート弁護士、ハマったのは孤独な男。
 待っていたのは運命の女と罠…。」

091107.jpg

N.Yを舞台にした、ちょっと大人なラブ・サスペンス。

仕事ができて、高級な服を着て、キレイなホテルでお酒を飲んで…
しかもN.Yで! という自分にはまったく縁の無いシチュエーションなだけに、
映像を観ているだけでも、おしゃれで楽しい♪

特に夜の街の映像は、ダークでギラギラで飲み込まれてしまいそう☆

孤独な会計士の主人公が、デキル弁護士男と出会い、
セレブが集う秘密クラブで女性との情事を重ねて行きます。
そこで美女と出会ったことから、罠にはまって行く訳ですが。。。

サスペンスとしては、なんとなく先が読めてしまって残念☆

とは言え、「そうきたか!」と思う部分もあり、
ラストは蛇足…とは思いつつ、タイトルの意味を納得できる感じ。


冴えない会計士のユアン・マクレガーはホントに弱そうではまっていたし、
デキル弁護士のヒュー・ジャックマンも怪演☆コワイw

美女のミシェル・ウィリアムズは、
ヒース絡みのゴシップでしか観たことなかったけど、
味のあるキレイな人だったんですね〜。新たな発見☆


大都会で孤独を感じる人、1夜限りのドライな関係、
名前も知らない同僚、上辺だけの会話、、、

あんなに主人公が美女にのめりこんで行ったのも、
孤独から抜け出したかっただけなのかも、、、

現代の闇の部分がベースにあって、切なさを感じます。


【公式サイト】http://www.2s-movie.jp/


☆行ってみたいわ♪N.Y

CREA TRAVELLER (クレア トラベラー) 2007年 12月号 [雑誌]

CREA TRAVELLER (クレア トラベラー) 2007年 12月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: 雑誌



☆登場するランジェリーは『LA PERLA』のものみたい♪
 さすがイタリアブランド☆なセクシーさ。




nice!(1)  コメント(8)  トラックバック(6) 
共通テーマ:映画

キングダム〜見えざる敵〜 [映画:か行]

「〈9.11〉ーあの日以降、今も続く見えない敵との終わらない戦い」



サウジアラビアで外国人居住区を狙った自爆テロをきっかけに、
仲間を殺されたFBI捜査官4人が首謀者を突き止めるべく現地に乗り込む、、
与えられた期間は5日間。。

冒頭で流れる「プチ・サウジアラビアお勉強タイム」のアニメーションは秀逸。
そこから一気に物語の中に突入していきます。

畳み掛ける様な爆発、銃撃戦、アクション、、、と息も付かせない展開で、
手持ちカメラの映像は、ニュースを観ている様な気さえしてきます。

「アクション」であり、犯人を追いつめる「サスペンス」であり、
中東問題をあつかった「社会派」でもある骨太な作品。

全てはラストのメッセージに向かっています。

あのセリフ、、、寒気がします。。

「敵」っていったいナニ?
そもそも「敵」「味方」っていう分け方自体がおかしくない?

「正義」ってナニ? 「悪」の定義は?

このテの映画を見ると、全てをカテゴリー分けして、
それを行動の理由にする人間の性に嫌気がさしてきます、、

サウジアラビアでのFBIの行為と「テロ」と何が違うんでしょうか?
どちらも“自分たちの正義”を振りかざしているだけ、、

平和を願うサウジアラビア警察とFBIとの国境を越えた友情も描かれていますが、
この警察の大佐を演じていたのは、パレスチナ問題を扱った『パラダイス・ナウ』で
テロ組織のリーダーを演じていた人、、、、

『パラダイス・ナウ』でテロについての認識を考えさせられた私には、
この配役、、、とっても心をゆさぶられました。。

願いは「平和」なハズなのに、すべて真逆へ進んでいるこの矛盾。。
でも実は平和を望んではいない人々もいる国の事情と現実。。。

サウジアラビアのことを、ここまで明け透けに描くのも勇気がいることなんでしょう、、
エンターテイメントでありながら、改めていろいろ考えさせられる作品。

しかし、この映画は邦題でずいぶん損をしている気がしてならないワ、、、
「キングダム〜見えざる敵〜」って、、、確かにその通りなんだけど、
最高につまらさなそうなタイトル。

どーにかならなかったのかしら??


nice!(6)  コメント(6)  トラックバック(3) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。