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レッドタートル ある島の物語 [映画:ら行]

どこから来たのか どこへ行くのか いのちは?

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スタジオジブリ初の海外共同製作作品。

観終わった直後は「へ〜」って感じだったのですが、
時間が経つにつれてジワジワと沁みてくる。

全編セリフ無し、ナレーション無しで進む物語なので、捉え方はひとそれぞれ。
観た人の数だけ解釈があり、観るたびに感じ方が変わりそうな作品。

とにかく景色が圧倒的に美しく、
構図も含めて「人間も自然中の一部」という印象がずっと続く。

晴れた日も嵐の日も、昼も夜も、、、日が昇り、やがて夜が来て繰り返される日々。
ある意味ただそれだけなのだけど、なんだかそれが、とても美しく感じられました。

これが「生きる」ということなのかな。

鑑賞後、小さなお子様が「ちょっと怖かった」と言っていて、
物事の本質を描いたものや美しいものって何か怖いというか、おののく感じよね、、、
さすが子供の感性は鋭いなぁ。


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ルーム [映画:ら行]

はじめまして、「世界」。

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7年間の監禁生活から社会に適応していく親子を描いた物語。
個人的にこのような事件は、犯人の身勝手さが本当に腹立たしくて、
あの状況の中で7年間「逃げる」という希望を捨てずにいた主人公の
精神力の強さは素晴らしく、脱出を決行した勇気も、どれだけ怖かっただろうか、、
と考えると泣けてくる。

こういう事件があると「なぜ逃げなかったのか?」
という愚問を聞くことがあるけれど、その答えは「生き抜くため」で、
それ以外に理由なんてないじゃないかと映画を観て改めて感じました。

彼女の監禁生活の中での希望は息子のジャックで、
「部屋」で暮らす二人はまるで双子みたい。
二人で一つのような親子が、外に出たことでそれぞれが
別々の人間に見えてくる過程がすごかった。

個々のアイデンティティーを取り戻していくことは大切なことだけど、
二人にとってはとても過酷なことだったのではないかという気がする。

ジャック役のジェイコブ君の演技が本当に素晴らしく、
彼が戸惑いながらもどんどん「世界」を受け入れて成長していく様子は、
若葉がすくすくと育っていくようで、
この辛いテーマの映画の中でキラキラした清涼剤になっていました。

やっぱり子供は「希望」の象徴ですね。


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ラン・オールナイト [映画:ら行]

N.Y.中に、狙われた男

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ダメ親父が頑張るシリーズにハズレなし!
N.Y.中に追われる、、という感じではなかったけど
今回も軽く平均点超えで楽しめます。

そしてもう一人大物オヤジのエド・ハリス!
ハゲてておじさんなのに、こんなにかっこいいなんて。
今作は親子愛の他に、男同士の友情もあってエドとリーアムのやりとりは必見です。

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全体的に出演者のおじさん率が高い映画ですが、
リーアムの息子役でイケメン俳優のヨエル・キナマンが、
ほどよくおじさん率を中和してくれています。
海外ドラマの「THE KILLING」のヨエルも良かったな〜。

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監督は「フライト・ゲーム」などのリーアム作品や
「エスター」などを撮ったジャウム・コレット=セラ
相変わらず音と映像にキレがあります。
実写版「AKIRA」の監督に再度就任してるけど、実現するかな?楽しみです。


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【公式サイト】http://wwws.warnerbros.co.jp/runallnight/
原題:RUN ALL NIGHT
監督:ジャウマ・コレット=セラ 脚本:ブラッド・イングルスビー
リーアム・ニーソン /エド・ハリス/ジェネシス・ロドリゲス/ジョエル・キナマン
ボイド・ホルブルック/コモン/ブルース・マッギル/ホルト・マッキャラニー

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ルーシー [映画:ら行]

人類の脳は10%しか機能していない

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リュック・ベッソン監督の最新作☆
SFアクション!ということで、嫌な予感する作品ですが、
今回のミューズはスカーレット・ヨハンソン嬢。
そしてマフィアのボスにチェ・ミンシク!!
ということで、この2人を観に行ってきました。

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体内に埋め込まれた特殊な薬が漏れたことで
脳機能が驚異的に覚醒し、人間離れした能力を発揮し始める…
というお話。

冒頭からマフィアの闇取引に巻き込まれるヨハンソン。
怪しげなミンシクとの緊迫したやりとり、、
カモシカを狩るチーターの映像とオーバーラップさせて
すごいドキドキ感☆
ヨハンソン×ミンシク。いいね!

別次元ではモーガン・フリーマン演じる博士が
脳について語っていて、この冒頭だけですごいテンポと
すごい情報量。

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ですが、面白かったのはここまで。
脳が覚醒しはじめてからのSF展開は、全然のれなかった〜。

本来なら、覚醒してからが映画のメインなのに、、、
冒頭の方が面白いっていう。。。

脳が覚醒してから、いろんな現象をCGで表現しているのだけど、
このあたりの表現といい、モーガン・フリーマンの存在といい
なんかどっかで観たような、、、
そう!ジョニー・デップの「トランセンデンス」みたい。

結局モーガン・フリーマン演じる博士は、どちらの映画でも
あんまり役にたってない、、というのも似ている。。

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個人的には冒頭がとっても楽しめたので
いっそ、覚醒させないで生身のヨハンソンが戦う話の方が
面白かったのかもって思います。

でもヒットしいてるみたいだし、
アクション満載でそれなりに楽しめる作品です。
チェ・ミンシク好きにはお薦め♪

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【公式サイト】http://lucymovie.jp/
原題:LUCY
監督:リュック・ベッソン 脚本: リュック・ベッソン
製作総指揮:マーク・シュミューガー
音楽:エリック・セラ
スカーレット・ヨハンソン/モーガン・フリーマン/チェ・ミンシク/アムール・ワケド
アナリー・ティプトン/ジュリアン・リンダ=タット/ピルー・アスペック

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ローン・サバイバー [映画:ら行]

ひとりでは、生き残れなかった。

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ディズニーのファンタージー世界から一転して、
真逆の世界観の映画『ローン・サバイバー』も観てきました。

2005年6月、米海軍ネイビーシールズ創設以来最大の惨事
といわれるレッド・ウィング作戦の壮絶な3日間を描いた実話です。

タリバンのリーダーを標的にしたこの作戦に参加した4人の実行部隊が、
200人のタリバン兵に囲まれ、究極の選択を迫られながら戦う姿を描いています。

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まず驚くのは“ネイビーシールズとは何か?”という描写。
冒頭部分で、実際の映像などを交えながら彼らの訓練の様子が映し出されるのですが
これが信じられないほど過酷☆
そんな訓練の中で身体的、精神的な強さと、仲間との信頼関係を築いていくんですね。

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前半は基地でのの様子や、4人の関係性が描かれる比較的穏やかな場面ですが、
作戦が始まってからは緊張の連続、、、
特に銃撃戦が始まってからは、終わったと思ったらまた、、そしてまた、、
という感じで、ずーーーっと銃撃戦と爆発、逃げる、戦うという繰り返し。。
劣勢になっていく4人が、どんどん傷ついていく姿も痛すぎる。。。
とにかく、ド迫力のシーンの連続で、ずっと眉間にシワ状態で観ていました。

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4人は決してあきらめないで、常に仲間を思い行動していくのですが、
この状況でそれができるのは、本当に凄い事と思います。
あの訓練の賜物ですね、、、

でも、そもそもアメリカ兵がでタリバンが、、という構図が
そう単純なものでもないよね、、、という思いもあって、
全面的にアメリカがんばれ!とは思えず、、、
なんかスッキリしない、複雑な思いの残る映画でした。

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映画の中では、1人だけ生還できた理由が最後に明かされます。
私はこれに感動して、アフガニスタンの彼らこそすごいな〜と思ったのですが、
公式HPの池上彰さんのコラムを読むと、この掟が良くも悪くも、、という
これまた複雑な気持ちになりました、、、、

先日知人が「アフガニスタンは本当はとても美しい国なのに、
戦争であんなボロボになってしまって、、」と言っていました。
また美しい景色がもどりますように、、、


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【公式サイト】http://www.lonesurvivor.jp/
原題:LONE SURVIVOR
監督:ピーター・バーグ 製作総指揮:ジョージ・ファーラ、サイモン・フォーセット、ブレイデン・アフターグッド、ルイス・G・フリードマン、
アディ・シャンカル、レミントン・チェイス、ステパン・マーティローシアン、マーク・ダモン、
ブラント・アンダーセン 、ジェフ・ライス[製作]
原作:マーカス・ラトレル、パトリック・ロビンソン[作家]
音楽:エクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイ 、スティーヴ・ジャブロンスキー
脚本:ピーター・バーグ
マーク・ウォールバーグ/テイラー・キッチュ/エミール・ハーシュ/ベン・フォスター

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☆原作本

アフガン、たった一人の生還 (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ)

アフガン、たった一人の生還 (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ)

  • 作者: マーカス ラトレル
  • 出版社/メーカー: 亜紀書房
  • 発売日: 2009/08/29
  • メディア: 単行本


☆現役隊員が主要キャストとか

ネイビーシールズ コレクターズ・エディション [Blu-ray]

ネイビーシールズ コレクターズ・エディション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray



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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日【IMAX3D字幕版】 [映画:ら行]

命を奪うのか、希望を与えるのか。

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アカデミー賞11部門ノミネートと話題性も抜群の本作☆
せっかく「映像美」ということなのでIMAX 3Dで鑑賞してきました。

映像がすごい!という噂以外、前情報無し。
予告編も全然観てないし、
お話も「トラと少年が漂流する」くらいしか知らない…
という状態で観たので、少年が漂流する過程で成長しつつ、
トラと心を通わせて行くハートフルな物語♪
と、勝手に想像してたのですが、
全然、そんな単純な話じゃなかった!!

最後の展開に驚き、あとでじわじわと効いてきます。
人ぞれぞれ、いろいろな解釈ができそうな作品です☆

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舞台はインド。動物園を営む家族の末っ子パイの物語です。
冒頭、動物園の動物が次々と映し出されて、これがホント素敵!
個人的にはこの部分だけでも100点☆

前半はパイのインド時代のいろいろな話が続き、
ちょっと長くて退屈しちゃんうんですが、
ここでも、やっぱり映像はきれい♪インドの熱気が伝わる感じです。

退屈に思う前半ですが、後で考えてみるとココで語られた宗教観や
お父さんの発言とか、トラとパイのエピソードとか、
すごく大事な部分だった気がします。

でも、もうちょっと短くてもよかったなーー。

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パイ家族は動物達をつれて日本の貨物船でカナダを目指すのですが、
ここで嵐にあい、パイと数匹の動物だけがボードで投げ出されます。
この嵐のシーンからは怒濤の展開☆
みんなが期待していた、幻想的なシーンや息をのむシーンの連続です。

全然予告も観てなかったので、全ての場面が「うわ〜☆」という感じでした。
さすがIMAXな迫力と美しさ。

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でも。私は正直ラストの展開を観るまでは
嵐の部分以降は楽しめなかったんですよね、、、

嵐の場面は、やっぱり津波を想像してしまって、
両親を助けられなかったパイの叫びや波にのまれる苦しさが
理解できすぎてしまって、ほんとにしんどかった、、、

自分の中でフィクションでは無くなった時点で、
その後の映像美も、素晴らしいのだけど心の底から楽しめ無かったです。

以前は、こういうシーンがあると事前に注意的なものがあったりしたのに、、
と、世の中的には津波が過去の物になってしまったんだな、、
という悲しさや憤りみたいなものも感じたりしました。

津波にトラウマのある人は見ない方がいいよ!と思っていたのですが、
ラストの展開を観て、その考えは吹っ飛びました!
逆に、そういう人こそ観るべき☆

※以下、少しネタバレぎみかも、、 まだ映画をご覧になってない方はご注意ください

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きっとこの映画は、観る人によっていろんな解釈があると思います。
結局、何が言いたかった映画なのか、、
制作者や原作者の思う「正解」はあるのだと思いますが、
私はこれは人生で傷ついた人が前へ進むための一つの方法と感じました。

パイが体験したものは、壮絶なものでした。
自分1人では抱えきれない「現実」は「幻想」にしてしまっても良いときもある。
それが、前に進む為になるのなら。

「現実」と向き合う事はとても大切だけど、 時には逃げてもいいんだと思います。

きっと、今の日本には毎晩黒い波の夢を見る人もいるでしょう。
あの日助けられなかったあの人を思って後悔してる人もいるでしょう。
生き残った自分に罪悪感をもち、苦しんでいる人もいるでしょう。

他にもいろいろな辛い現実に向き合っている全てのひとにとって
救いになるような映画だと思いました。

パイの漂流生活は、人生の中でおこる事の象徴のようでした。

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映画の中でパイの話を聞いたライターは
ベンガルトラ=パイ
と解釈してましたが、じゃあパイ自身はナニ?

私はパイはパイ自身で、トラはパイの中にある獰猛な部分の象徴と思いました。

自分の意志ではコントロールできなかった
自分の中の獰猛な部分と漂流のあいだ向き合っていたのかも。

でも、その部分をコントロールできるわけもなく、
寄り添っていけるわけでもなく、、、
きっと「そこにトラがいる」ということを認識していることが大切で、
前半でお父さんが言っていた
「トラの瞳の中に自分の心をみただけ」という言葉が
今更ながら思い出されます。

最後にパイは「人生とは手放すこと」というような事を言いますが、
これ。ここ数年の自分の中のテーマと同じだったので、
また更に感慨深かったです。

ラストを知った今。
もう一度観たら、また見方が変わりそうな気がします。


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【公式サイト】http://www.foxmovies.jp/lifeofpi/
原題: LIFE OF PI
監督:アン・リー 原作:ヤン・マーテル 音楽:マイケル・ダナ
脚本:デヴィッド・マギー、ディーン・ジョーガリス
スラージ・シャルマ/イルファン・カーン/アディル・フセイン/レイフ・スポール/ジェラール・ドパルデュー

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☆原作 イラストが可愛いです

パイの物語

パイの物語

  • 作者: ヤン マーテル
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2004/01
  • メディア: 単行本



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ローラーガールズ・ダイアリー [映画:ら行]

転んだ分だけ、強くなる。

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テキサスの田舎町で、母の期待に応えようと
ミスコンに出る毎日を退屈に思う17歳の女の子が、
ローラーゲームに出会うことで成長していく姿を描く、
ガールズ青春ストーリー♪

ドリュー・バリモアの初監督作品☆ですが、
ドリューの全てがぎっしり詰まった映画♪

お話の展開は王道☆詰めの甘い部分もあるけど、
女の子パワー炸裂!ってかんじで、
登場キャラ、音楽、衣裳、全てがドリュー節☆

監督がドリュー・バリモア
主演がエレン・ペイジ
敵役にジュリエット・ルイス

という、私の大好物が3人も揃ってるだけでも
大満足の映画でした〜♪


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ドリュー・バリモアは言わずと知れた芸能一家に生まれて
「E.T」の子役で大ブレイクした人。
その後、お酒とドラッグで落ちて行ったけど見事復活☆

辛い経験があっても立ち直る強さと賢さ。
何よりも、そんな経験を微塵も感じさせない明るい雰囲気が
ドリューの好きなところ♪

映画の中で出て来たゲームで転んだ時の大きな痣を見せ合って
笑い合ってるところとか、ドリューそのもの!って感じだったな〜。

転んで痣が出来ても気にしない!戦った証なんだから。これは勲章よ☆
痣はいつか消えるし、転んだらまた立ち上がればいいのヨ♪


っていう、ドリューの声が聞こえるようだった☆

こんな感じで、ドリューの経験からのエピソードと思える様な場面が多くて
ドリュー好きとしては、いろんな思いが巡ります。

母親の期待に応えたいけど反発もしてしまう主人公は
ドリューと母親の関係にも似ているし、
主人公を諭す年上のチームメイトの言葉は、今のドリューから昔の自分への
メッセージの様にも思えて、なんだか切なくてグッときました☆

きっとドリューは映画の主人公の様に、たくさんの仲間達に支えられて、
ここまで来たんだろうな〜というのも垣間みれて、なんだかうれしい♪


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主役のブリスを演じたエレン・ペイジを知ったのは
海外ドラマの『Re:Genesis』
個性的な女の子でボーイッシュな雰囲気がかわいかった〜♪
その後『ハードキャンディ』の役も個性的だった!
(ハードキャンディは初めてブログに映画の感想を書いた映画で、 妙に思い出深い1本です、、^^;)

今回は、ちょっと真面目なメガネっ子から、ローラーガールへの変身まで、
いろんな顔が観れるけど、どれもキュート♪
この映画のアラサー、アラフォーの濃い〜お姉様達の中にいると、
彼女の「フレッシュ」さが際立って、より一層かわいく映ってたきがします☆

しかし、あの濃いキャラの中で一歩も引かない存在感。
若いのにさすが☆ これからも楽しみです〜♪


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敵役のアイアン・メイビンを演じたのはジュリエット・ルイス
最近、Juliette and the Licksのライブでしか観てなかったから、
ひさびさに映画でみれてうれしーー☆ しかもハマり役!

彼女が映画の中で言ったセリフ。
わたしは今36歳。やりたいコトをやっと見つけたのが31歳。
それがローラーゲームよ。


これって、ほぼ実年齢、、ですよね?
たしかバンド始めたのも31歳ぐらいだったような。。
なんか彼女自身のコトを言ってるようで、このセリフにもグッときました☆
きっと音楽活動も本気でやってるんだね〜。


ジュリエットのセリフからも、やりたい事を始めるのに年齢は関係ない!
人生は一度きり☆ やりたい事をやらなくちゃ!
っていう、ドリューからすべての女の子へのメッセージが感じられて、
とっても元気のでる映画でした☆

ドリューの次回監督作品も楽しみ〜♪

<追記>
ドリューの第二弾監督作品が決定したみたいですね〜。
「サレンダー・ドロシー(Surrender Dorothy )」
『オズの魔法使い』の続編で、ドロシーのひ孫の娘?が主人公で
魔法のルビーの赤い靴を使って西の魔女からオズの国と現世界を守ろうとする
というファンタジー・アドベンチャーだとか♪
ドリューが出演するかは未定らしいけど、
オズ役にはロバート・ダウニー・Jrが有力候補!とのこと。楽しみ♪

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【公式サイト】http://roller-girls.gaga.ne.jp/
原題:WHIP IT 監督:ドリュー・バリモア
原作・脚本:ショーナ・クロス
製作総指揮:ピーター・ダグラス、ナンシー・ジュヴォネン、キルステン・スミス
ネイサン・カヘイン、ジョー・ドレイク、クリス・ミラー
エレン・ペイジ/マーシャ・ゲイ・ハーデン/ジミー・ファロン/クリステン・ウィグ

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☆ドリューのCDラックから引っ張りだして来た様な音楽も楽しい〜♪
 サントラには入ってないけどRadioheadも使われてました


Whip It

Whip It

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2009/12/01
  • メディア: CD


☆映画のポイントのTシャツはストライパー!
 これがお母さんのだっていうのも、いい話だな〜。


マーダー・バイ・プライド

マーダー・バイ・プライド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2009/11/26
  • メディア: CD


☆舞台がテキサスだから?壁にはダニエル・ジョンストンの絵が。
 ブリスの彼氏のTシャツもダニエル・ジョンストンだったw


悪魔とダニエル・ジョンストン [DVD]

悪魔とダニエル・ジョンストン [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD



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レギオン [映画:ら行]

人類vs天使
人類の希望ー 神の命に背いた大天使ミカエル



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ひさしぶりに
失笑ポイント満載の映画でした〜☆

真面目な映画かと思ったけど、あまりにもツッコミどころがあるので、
そういう気持ちで観ると、だんだん楽しくなってきます♪


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神に見捨てられた人類と天使達の戦いの物語。
大天使のミカエルは神に命令に背き
人間の味方になって、天使達(レギオン)と戦います☆

で、翼を折って人間界に降り立ったミカエルが
最初にするのは武器の調達。

もちろん武器は銃!

、、って。えぇ!天使と戦うのに銃なのか。
なんか、銃ってアメリカ的には「持ってて安心」の
めちゃくちゃ万能な武器ってことなんだろうか?


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そして、決戦の舞台は砂漠にぽつんとあるダイナー☆

ダイナーだ! アメリカっぽい!!
でも、ここが決戦の舞台って庶民的すぎるっw

しかも、ソコには救世主を産む予定のウエイトレスが☆
、、、って、「ターミネーター」のサラ・コナー!?

その他にも「どっかで観たぞ!?」っていう
いろんな映画のオマージュ(?)場面満載☆

ちなみに、神が人間を見放したのはコレが初めてではなく、
前回は洪水を起こしたそうです。

なるほど、、、。 
で、今回人類を滅亡させる為に送り込まれた刺客は、、

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おばあちゃん☆ アイスクリーム売り☆ ヘビメタ軍団☆

結構地味に、一人一人殺して行く感じです。
洪水とか起こした方が早いのに、、

でもこの刺客。魂を乗っ取られた人間だからか、ちゃんと銃で倒せます!
さすがミカエル。武器選びは間違えてなかったってこと?


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なかなかミカエル&人類。がんばって戦ってますが、
とうとう業を煮やしたガブリエルが登場します☆

が!ガブリエル役のケヴィン、、大天使のカリスマ性がまったく感じられず、
たんなる天使のコスプレしてるおじさんみたいw

そして、ミカエルvsガブリエルの戦いの舞台もやっぱりダイナーw

しかも、ガブリエルには銃は通用しないのか(というかあの羽すごい!)
2人の戦いは、殴ったり蹴ったりの肉弾戦☆
ガブリエル、トゲトゲの武器で応戦したり、
走る車にしがみついて襲ったり、、と、結構カラダを張った攻撃です。


100521_2.jpg

なんだかんだで決着は着く訳ですが、ラストの
あの方の命令に従ったけど、御心には背いた
っていう意味がわからず、、、なんで決着ついたのかは謎でした。。

やっぱり聖書のお話をベースにしてるから、
そういうのを分かってる人には納得の結末なんでしょうね〜。


ヘンなところがたくさんあって、笑っちゃうんだけど
中途半端な真面目さがあって、はじけきれてないのが残念なところ☆

しかし、この映画が劇場公開できたのってなんでだろう???


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【公式サイト】http://legion.jp/
原題:LEGION 監督:スコット・スチュワート 脚本:ピーター・シンク、スコット・スチュワート
製作総指揮:ゲイリー・マイケル・ウォルターズ、スコット・スチュワート、
      ジョナサン・ロスバート 音楽:ジョン・フリッゼル
ポール・ベタニー/ルーカス・ブラック/タイリース・ギブソン/デニス・クエイド

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☆天使についてお勉強♪

「天使」がわかる ミカエル、メタトロンからグノーシスの天使まで (ソフトバンク文庫NF)

「天使」がわかる ミカエル、メタトロンからグノーシスの天使まで (ソフトバンク文庫NF)

  • 作者: 森瀬 繚
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2009/04/18
  • メディア: 文庫


☆聖書についてお勉強♪

はじめてでも全体像がつかめる! 早わかり聖書

はじめてでも全体像がつかめる! 早わかり聖書

  • 作者: 生田 哲
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2009/02/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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ルドandクルシ [映画:ら行]

オレたち、出たとこ勝負!

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自由気ままな極楽兄弟の
ラテン系フィールグッド・ストーリー♪

「メキシコ」パワー炸裂!!な映画。

『ハリーポッターとアズカバンの囚人』のアルフォンソ・キュアロンと
『バベル』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、
『パンズラビリンス』のギレルモ・デル・トロ、

という3人のメキシコ出身の監督が立ち上げた制作会社、
「チャ・チャ・チャ・フィルムズ」の制作第一弾☆

もちろん出演者もメキシカン!
『モーターサイクル・ダイアリーズ』ガエル・ガルシア・ベルナル
『ミルク』ディエゴ・ルナ

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この二人の兄弟が、サッカーで成功しつつも、
あっという間に転落していく物語。

メキシカンっていうと、、
明るくて、家族愛に溢れてるけど、かなりいい加減、、、
っていう勝手なイメージがあったんだけど、
この映画を観ると、そのイメージ間違ってなかったみたい^^;

登場人物も全員テイトーでいいかげんw
とりあえず言ってみる☆ とりあえずやってみる☆
という“人生無計画”。

たとえ失敗したとしても
「まぁ、なんとかなるさ〜☆」
植木等のスーダラ節の様なお気楽さ。

このタフな生き方、、、見習いたいかもw

物語同様、映像もかなりいいかげんな感じで、
いちおサッカー選手なのに、試合もグダグダだしw
まともにサッカーのプレイを写してないww

でも、そんなコトも含めて
「あ〜。メキシコね〜♪」ということで
すべてのいい加減さが、いちいちツボに入ります☆

超ハイテンションで進む物語のベースは、
基本的に兄弟喧嘩w
でも、そのやりとりに笑ったり、ちょっと泣けたり。。

最後のPKシーンは、いろいろ失ったけど、
二人にとっては、一番大切なものが得られた瞬間で、
笑いながらも、ちょっと泣いてしまいます。


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映画に描かれてるのは。(たぶん)リアルなメキシコの姿☆

地方の開発されてない土地で貧乏に暮らす人もいれば、
都会は超近代的!という格差社会。

サッカーの裏で行われている、八百長賭博。
賄賂がまかり通る世界。

家族を大切にする国民性とか、食文化とか。

まだまだ途上でいろいろ問題もあるのだろうけど、
それでも、この国は大丈夫な気がする、、、
おそろしくパワフルで、適度に力の抜けたメキシカン☆

映画からその空気を感じられて、元気がでます♪

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主演の2人は、イケメン!でかっこいいイメージだったけど、
今回は、二人ともダメダメでグダグダの、おもしろキャラクター☆

特にガエルが劇中での歌はひどすぎてウケるw 腰がくだけました☆




ちなみに、ストーリーテラーとしてスカウトマンが全編とおして登場するんですが、
映画では特に強調せれてなかったけど、毎回違う彼女を連れてます。
これが、どれもこれもビミョーな女の人でw 個人的にはかなりツボでした☆
必見ですw

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【公式サイト】http://www.rudo-movie.com/
原題:RUDO Y CURSI 監督:カルロス・キュアロン 脚本:カルロス・キュアロン
ガエル・ガルシア・ベルナル/ディエゴ・ルナ/ギレルモ・フランチェラ/ドロレス・エレディア

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☆二人が共演した映画(未見)

天国の口、終りの楽園。 [DVD]

天国の口、終りの楽園。 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ナド・エンタテイメント
  • メディア: DVD


☆あの歌の元はCheap Trick

Greatest Hits

Greatest Hits

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2002/05/15
  • メディア: CD


☆あの歌はサントラにも入ってますw

『ルドandクルシ』 サウンドトラック

『ルドandクルシ』 サウンドトラック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: NACIONAL RECORDS/MUSIC CAMP, Inc.
  • 発売日: 2010/01/17
  • メディア: CD



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ラブリーボーン [映画:ら行]

これは、私が天国に行ってからのお話。

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私は、スージー・サーモン お魚みたいな名前でしょ
1973年12月6日 私は14歳で殺されたー


こんな宣伝コピーが、かなり気になる映画。
製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ
監督はのピーター・ジャクソン。っていうファンタジーな組み合わせ♪

とにかく役者さんの存在感がイイな〜☆
キラキラした少女感満点のスージ役のシアーシャ・ローナン
歪んだ人間性を気持ち悪いくらいに表現した犯人役のスタンリー・トゥッチ

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相対する2人の人生が交差したときに、悲劇を起こります。
人生って不条理、、、

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物語はスージが亡くなってから、彼女本人や家族たちが
その事実を受け入れて、立ち直るまでを描いていきます。

“人の死とは?” “本当に大切な事とは?”
そんな様なテーマだからかな〜。
この映画。やたら宗教観が強く感じられます。

死後の世界に行ってもなお、憎しみを捨てて赦すことが必要で
心残りがあれば天国へは旅立てず、、、

残された人たちも、現実を受け止めて前へ進む事が大切で。
だって、死者の魂は遠くへ行ってしまったわけではなく、
風になり、花になり、炎になって生きてる人たちに語りかけるから、、、

って。“千の風になって”みたい☆

犯人に与えられた罰も
“罰は神が与えるもの。どこに居ても神は観ている”
と言ってるような感じがしたし。

ピーター・ジャクソン監督お得意のCGで表現された死後の世界は、
キレイなんだけど平凡な世界観で、どこかで観た事ある感じ。
宗教団体の教本的な映画に、こういう映像ありそう。。
(観た事ないので、あくまでもイメージだけです、、)

LB03.jpg

そういう世界観やテーマは嫌いではないし
憎しみの替わりに、愛や感謝を!という精神は好きだけど、
肝心のスージーの心の変化や、家族の心の動きが曖昧すぎて、
誰の心にも寄り添えず、、、ただただ傍観するだけになっちゃった。。

スージーが、どうやって殺されたかをハッキリ描いた方が、
最後の彼女のささやかな願いの意味も、もっと切なく活きてきたかも、、
ちょっと残念。。

※ちなみに、かわいいシアーシャの顔と、“ラブリー”という単語につられて
 ほのぼの系を想像して観ると結構痛い目みますので要注意!


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ピーター・ジャクソンは製作総指揮として
『ザ・ホビット』の制作を開始してるみたい。
『ロード・オブ・ザ・リング』の前章『ホビットの冒険』の映画化だって☆
監督は別の人みたいだけど、ちょっと楽しみ♪

今年春にはプロデュースを手がけた『第9地区』も公開予定☆
エイリアンの話でドキュメントタッチって、、、なんかヤバそうなかんじだけど、
全米大ヒット!らしいです。
http://d-9.gaga.ne.jp/

LB04.jpg

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【公式サイト】http://www.lovelyb.jp/
原題:THE LOVELY BONES 監督:ピーター・ジャクソン
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、テッサ・ロス、ケン・カミンズ、ジェームズ・ウィルソン
原作:アリス・シーボルド 音楽:ブライアン・イーノ
脚本:フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン
マーク・ウォールバーグ/レイチェル・ワイズ/スーザン・サランドン/スタンリー・トゥッチ

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☆原作はベストセラー小説。

ラブリー・ボーン

ラブリー・ボーン

  • 作者: アリス・シーボルド
  • 出版社/メーカー: アーティストハウス
  • 発売日: 2003/05/23
  • メディア: 単行本



☆原作者のレイプの実体験を綴った本
 “ラブリーボーン”を書く前の作品。こっちの本の方が気になる、、、


ラッキー

ラッキー

  • 作者: アリス シーボルド
  • 出版社/メーカー: アーティストハウスパブリッシャーズ
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本



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