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おくりびと [映画:あ行]

「お会いしたばかりですが、お別れです。」

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この映画で初めて知った「納棺師」というお仕事。

ご遺体キレイにして棺に納める、、
その儀式を初めて観たけど、とても美しくて神聖なものだった。

日本人の“死”に対する概念が表れている気がする。


リストラされたチェロ奏者の主人公が、ひょんなコトから納棺師の道へ、、
戸惑いながらも、それぞれの“死”を通して生きる事、人生と向き合って行きます。

映画の中には、様々な“死”があります。


孫達にたくさんのキスマークをつけられて送られるおじいちゃん。

男と女、、どちらの死化粧をするかで両親がもめるニューハーフ。

一人の家で腐敗した状態で発見されるおばあちゃん。


でも、どんな人にも“死”は平等で、
いろんな死に際があっても、それぞれの過去があっても、
すべてを受け入れて送り出していくことが「葬儀」なのだという気がした。

死ぬ事は悲しみだけじゃないんだな。。


笑ったり、泣いたりしながら映画を観ているうちに、
自分の人生もふと振り返ってしまいます。

“死”をテーマにしているものの、真逆の“食べる”シーンが多いのも印象的。
毎日、何かを食べる事で私たちは“死”と接していて、“生”を得ているんだなぁ。


ピンと背筋の通った本木雅弘さんは、主人公の納棺師にピッタリ☆
上司役のひょうひょうとした山崎努さんもいい味だしてます。


脚本の小山薫堂さんは、ラジオのナビゲーターでしか知らないけれど、
ラジオでの発言や声で感じるむずがゆさが、この映画にも見え隠れしていて、
ちょっと気になるものの、、

山形庄内の美しい自然と、人の生きる姿にほっこり☆



「おくりびと」公式サイト→http://www.okuribito.jp/


☆“湯灌師”という仕事もあるんですね、、


死体とご遺体 夫婦湯灌師と4000体の出会い (平凡社新書)

死体とご遺体 夫婦湯灌師と4000体の出会い (平凡社新書)

  • 作者: 熊田 紺也
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2006/04/11
  • メディア: 新書



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