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ヒトラーの忘れもの [映画:は行]

大人が残した理不尽な任務。少年たちが見つけるのは憎しみか、明日への希望か

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終戦後のデンマークで、ドイツ軍が埋めた地雷を除去する任務を担う
ドイツ人捕虜の少年兵たちとそれを監督するデンマーク人軍曹のお話。
史実を基にした映画なだけに、
すべての出来事が辛く切なく心をえぐられます。

戦争を題材にした映画は本当に見ているのが辛い、、
でもこの歴史を知れてよかったし、この状況の中でも
「人間」の良さを垣間見れる瞬間があるのが救いです。

地雷は本当に怖い。
いつどこで爆発が起こるかわからなく、
何気ない日常的な場面が一瞬で地獄に変わる、、
何度も何度もスクリーンから目を背けてしまう、終始緊張感のある映画でした。

原題はデンマーク語の「Under sandet」(砂の下で)
英語では「Land of mine」(私の土地)もしくは(地雷の土地)なのかな。
原題に込められた思いも聞いてみたい気がします。

hitler-wasuremono.jp/
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(3D字幕版) [映画:は行]

J.Kローリングの「ハリー・ポッター」新シリーズ!今度の魔法は、もっとすごい。

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3D字幕版で鑑賞。
ハリーポッターは1作目しか見てないけど、基本的にファンタジー映画は大好き。
物語も映像もファンタジーの世界炸裂でとっても楽しめました。
古い時代の設定なので、N.Yの町や衣装なども古き良き雰囲気で上品で素敵です。

魔法動物の動きがとにかくカワイイ!
そして、主人公ニュートの不器用な感じもきゅんきゅんします。
人間のジェイコブもとってもいい味だしていて、
おじさんなのに魔法動物並みのかわいらしさ!
二人のバディ感も素晴らしかったです。

主人公が大人なので、全体的に大人っぽい雰囲気のファンタジー映画。
ハリーポッターが子供っぽいと感じた人でもこれならイケそう。
ハリーポッターへの流れもところどころあるっぽいので、
知ってる人はより楽しめるのかも。

いろんな独特の世界観の設定を飲み込みつつ、物語を追いつつ、
映像を追いつつ、字幕を追う、、
情報盛りだくさんで謎も多いので結構体力いりますが、
深く考えないで世界観を楽しむのが正解な気がします。

驚きの配役もあり。次回作も楽しみです。

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レッドタートル ある島の物語 [映画:ら行]

どこから来たのか どこへ行くのか いのちは?

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スタジオジブリ初の海外共同製作作品。

観終わった直後は「へ〜」って感じだったのですが、
時間が経つにつれてジワジワと沁みてくる。

全編セリフ無し、ナレーション無しで進む物語なので、捉え方はひとそれぞれ。
観た人の数だけ解釈があり、観るたびに感じ方が変わりそうな作品。

とにかく景色が圧倒的に美しく、
構図も含めて「人間も自然中の一部」という印象がずっと続く。

晴れた日も嵐の日も、昼も夜も、、、日が昇り、やがて夜が来て繰り返される日々。
ある意味ただそれだけなのだけど、なんだかそれが、とても美しく感じられました。

これが「生きる」ということなのかな。

鑑賞後、小さなお子様が「ちょっと怖かった」と言っていて、
物事の本質を描いたものや美しいものって何か怖いというか、おののく感じよね、、、
さすが子供の感性は鋭いなぁ。


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ルーム [映画:ら行]

はじめまして、「世界」。

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7年間の監禁生活から社会に適応していく親子を描いた物語。
個人的にこのような事件は、犯人の身勝手さが本当に腹立たしくて、
あの状況の中で7年間「逃げる」という希望を捨てずにいた主人公の
精神力の強さは素晴らしく、脱出を決行した勇気も、どれだけ怖かっただろうか、、
と考えると泣けてくる。

こういう事件があると「なぜ逃げなかったのか?」
という愚問を聞くことがあるけれど、その答えは「生き抜くため」で、
それ以外に理由なんてないじゃないかと映画を観て改めて感じました。

彼女の監禁生活の中での希望は息子のジャックで、
「部屋」で暮らす二人はまるで双子みたい。
二人で一つのような親子が、外に出たことでそれぞれが
別々の人間に見えてくる過程がすごかった。

個々のアイデンティティーを取り戻していくことは大切なことだけど、
二人にとってはとても過酷なことだったのではないかという気がする。

ジャック役のジェイコブ君の演技が本当に素晴らしく、
彼が戸惑いながらもどんどん「世界」を受け入れて成長していく様子は、
若葉がすくすくと育っていくようで、
この辛いテーマの映画の中でキラキラした清涼剤になっていました。

やっぱり子供は「希望」の象徴ですね。


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ボーダーライン [映画:は行]

その善悪に境界(ボーダー)はあるのか

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「その善悪に境界(ボーダー)はあるのか」
のキャッチコピーがしっくりくる作品。

メキシコの麻薬カルテルを撲滅するため
特殊部隊に参加することになったFBI捜査官のケイト。
彼女が物語の中で見たり感じたりすることをそのままに
映画を見ながら体験しているような気持ちになります。

麻薬戦争の現実に驚愕して翻弄されて
そのリアルな描写は悲惨で、作戦は謎だらけで全貌が見えず
絶えず不安感がつきまとい、疑心暗鬼になっていく、、、

ある意味「正しい人」であるケイトの中の常識や正義は
果たして本当に、この麻薬戦争を解決する「正しい」方法なのか?
と分からなくなってくる。。

世の中、その立ち位置や状況や目的によって、
常識や善悪も変わってくる。

あの現実の当事者になったときに、私はその境界を超えるだろうか、、
私の境界はどこだろう。。


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マドンナ「Rebel Heart Tour」@さいたまスーパーアリーナ(2月13/14日) [音楽]

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マドンナが日本に来た!10年ぶりに!
※10年前の感想はコチラ

「動けるマドンナ」が日本で観れるのは最後かも
とか言ってごめんなさい。
ますますパワーアップした奇跡の57歳。
相変わらずの素晴らしいパフォーマンスでした☆

今回はラッキーなことに2日間続けて観に行けました。
なんて贅沢な2日間。
毎回マドンナのコンサートに行くとすごいパワーのシャワーを浴びて
とっても元気になって、心の中に沢山お土産もらって帰って来る感じなので
フル充電されて帰って来ました!幸せな2日間でした。

やっぱりマドンナはスーパースターだなぁ。
ステージに出てきただけでチケット代の元をとった気分になる。

私は熱心に新譜や動向をチェックするようなファンではないけれど
生まれて初めて自分のおこずかいで買ったCDはマドンナで、
子供ながらにマドンナから受け取った精神は、ずっと私の心の中にあって、
その時からずっと、彼女の存在自体に励まされてきた気がする。

「Burning Up」から「Rebel Heart」まで
彼女の根本のメッセージは常に一貫していて、
強い心と深い愛を武器に戦い続けてきたんだなぁ、と思ったら泣けてきた。

彼女と同じ時代に生きれてよかった。
こんなアーティストはなかなか現れないだろうな。
マドンナは、ずっと生きてて欲しいな。。と思ったりした。

今回のワールドツアーは、もうすぐ終了。
次回はどうなるんだろう?
マドンナがツアーをやる限り見に行きたい!海外でも!


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オデッセイ(2D字幕版) [映画:あ行]

70億人が、彼の還りを待っている。

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火星でサバイバルする主人公の救出作戦にハラハラドキドキしつつ、
宇宙飛行士の仲間たちの絆にホロリとしたり、
上映時間141分を満喫しました。
マット・デイモンはやっぱり凄かった!

そしてなによりも音楽がサイコーです!
随所に流れるディスコサウンドが場面とリンクしてて
GG賞で「ミュージカル・コメディ部門」にノミネートされていたのも納得。
グロリア・ゲイナー、ドナ・サマー、デビッド・ボウイ、、
この名前にピンとこない人でも聞けばわかる曲ばかり。

この時代の曲は、本当にパワーと希望が満ち溢れてる。
音楽のパワーが映画全体をポジティブなものにしています。音楽ってすごいな。
最悪の状況でも音楽に励まされながら生き抜こうとする主人公と同じように、
観ているこちらも明日からまた頑張れる!って気持ちになってくる。

「どこかで必ず全てが上手くいかなくなるときがくる。 後はそこで諦めるか、それとも乗り越えるかだ。」

主人公のこの言葉。人生の教訓にしたいです。


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ブラック・スキャンダル [映画:は行]

暴かれる!FBI史上最も黒い闇

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久々にふざけてないジョニー・デップが観れる作品。
表情とか仕草とかで主人公の怖さを表現するのはさすが!
やっぱりジョニー・デップってすごいな〜。

そして周りを固める役者さんが
本当にイイ顔した人ばっかりで素晴らしかったです。
good job!

FBI捜査官役のジョエル・エドガートン
チンピラ役のジェシー・プレモンスは本当に絵ぢからありました。
「CSIマイアミ」のスピードル役だったロリー・コクレーン
久々に見たけど、すごくイイ顔になってたなー。

お話は実話なりの重さがあるけど、ちょっと退屈。
南ボストンの地域性とか、独特の人間関係とかが
日本人にはイマイチ理解しきれないところがある気もします。
暴力描写もふんだんにあるので、苦手な人は要注意!


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パディントン(吹き替え版) [映画:は行]

このクマ、ちょっと野生でとっても紳士!?

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安心して家族で楽しめる映画でした。
こういう映画は久しぶりに見た気がするな〜。ほっこり。

ドタバタのコメディ部分は笑えたし、
わかりやすい悪者とみんなで力を合わせて戦うという
シンプルで王道な物語
その裏には「移民問題」をテーマにしていて、
大人の私は楽しく見ながらも、そのことについて考えてみたり。
難しい社会問題を、こういう形で見せられるといいですね。

吹き替えの俳優さんたちも、ご本人の顔が浮かばず上手だったと思います。

個人的にはOREOの成分当てクイズをやってた
警備員の二人のくだりが一番のツボでした!
あのクイズ私もやりたい☆



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ブリッジ・オブ・スパイ [映画:は行]

その橋を踏み外せば世界が終わる。

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硬派な方のスピルバーグ作品。
実話をベースにしているだけあって、物語の重みがすごいです。
つい最近の話でもあるんですよね。。
ベルリンの壁、冷戦、、近代史として知らなければいけない史実を
映画を通して改めて勉強した気がします。

久々にトム・ハンクスの映画を見ましたが、彼が持つ人間力が、
この主人公の行動の説得力になってた気がします。
やっぱり彼はイイ役者さんですね。

そしてなによりスパイのアベルを演じた
マーク・ライランスが本当に素晴らしかった!
彼の演技なくしてこの映画は成立しなかったと言っても過言ではないくらい。

ちょっと長めの上映時間も感じさせない映画でした。
スピルバーグ監督×T・ハンクス主演×コーエン兄弟脚本×実話。
さすが鉄板です。



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