さくらん [映画:さ行]
「てめぇの人生、てめぇで咲かす」
蜷川実花の写真は好きだし、原作も読んでる。
土屋アンナはモデルとしてすごいとおもうし、
映画のスチールを観たときは「おぉ!カッコイイ☆」と素直に思った。
でも、スチールとムービーは違うのね、、、というのが観た感想。
期待しすぎたのかもしれない。
蜷川実花の色は、神経がぐるぐるするようで異空間な感じが好きなのに、
映画では、それが感じられなかった、、、すごく普通。
確かに色は沢山つかってるし、派手だけど、、、それだけ。
色は使えば使うほど、色を感じなくなるんだなぁ、、と実感しました。
とは言え、美術の一つ一つの柄や色はポップでかわいい☆
着物の衣装もすてき☆ スタイリングは杉山優子さんと伊賀大介さん。
2人とも有名ですが、今回のちょっとロックテイストな感じは、杉山さんぽくない。
伊賀さんのテイストなんでしょうか?
銀ラメのような刺繍に、ゼブラ柄。
ブルーグリーンの唐草や、赤の格子柄など、
花魁としてはチープな着物だったけど、色や柄の合わせ方がおもしろくて、
ずっと着物ばかり目で追っていました。
美術の小物や衣装、、、そんな細かいところが気になる映画。
ストーリーは、、、特に抑揚もなく終わったかんじ。。
「かっこいい女の生き様」みたいなものがまったく感じられず、、、
きよ葉のせつなさ、弱さ、強さが伝わってこなかった、、、
遊郭のお話なのに、全体的にガサツな印象。
「エロ」より「色気」を感じる映画であってほしかったな。。。
2007-04-04 00:41
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コメント(2)
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「エロ」より「色気」…まさに仰るとおりです。画面からいい匂いが香ってくるような映画が観たかった。
きよ葉のせつなさ、弱さが出ていないために最後に足抜けしても共感できない結果になってしまっていると思います。あれだけ発散できているなら吉原から出て行かなくってもいいんじゃないの、と思ってしまいました。
by 丹下段平 (2007-04-04 02:18)
丹下段平さん
コメントありがとうございます(^-^)
たしかに、、吉原でのびのびやってるように見えてしまいましたよね。。個人的には木村佳乃の高尾の方が切なくかんじました。
by ジジョ (2007-04-04 23:26)