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パフューム〜ある人殺しの物語〜 [映画:は行]

「その香りに、世界はひれ伏す。」



主人公の変態チックな演技はおみごと☆
何かやらかしそうなオーラは目が離せませんでした。

18世紀のパリを舞台に、驚異的な臭覚をもった青年の生涯を描いた映画。
憧れの香りを求めて、次々と少女を殺害していきます。

青年の名前はグルヌイユ。
望まれない子供として産まれた彼は「悪魔の子」の様に描かれます。
悲惨な人生を過ごしてきた彼が、初めて安らぎを覚えたのが一人の女性の香り、、、
その香りに執着する気持ちもわかります。。

初めは女性の香りの再現にこだわっていた彼も、
自分に体臭が無いことが分かってからは、少し目的が変わってきます。

すべてのモノを「香り」で認識してきた彼には、
体臭が無い自分は、この世界では「無」の存在。

彼が求めていたものって、「自分が生きた証」みたいなものかしら?

誰にも愛されること無く、記憶に残ることも無く、
自分の存在意義をみいだせなかった青年の
ラストの選択に、切ない気持ちになりました。

「香りを映像で表現した」というこの映画は、
本当に、パリの魚市場は悪臭がしてきそうだったし、
一転して花畑の場面は甘い香りがしてきそうな映像でした☆

「衝撃の映像!」と騒がれた例の場面は
「えぇ〜、そうなるの?」という感じで、あっけにとられマス。
確かに圧巻ではありました。

しかし、この監督、「ラン・ローラ・ラン」といい、
今回の主要女性キャラといい、すべて赤毛、、赤毛フェチ?


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