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しあわせの隠れ場所 [映画:さ行]

あなたの人生史上、最高の実話

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以前コッスンさんの記事でこの映画を知って、
公開をとっても楽しみにしてました♪

今年のアカデミー賞で作品賞ノミネート。
サンドラ・ブロックが主演女優賞の候補にもなってる
ってことで話題の作品☆

ホームレスの黒人高校生が、とある裕福な白人家庭に出会い
アメフトのプロ選手になるまでを描く、実話!です。

もっとしんみりとしてたり、劇的な展開だったりするのかと思いきや、
明るく爽やかで、笑えるところもたくさんあって、
家族との交流が主なので、ほのぼのとした“ホームドラマ”みたい♪

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お祈りは欠かせません☆ 子供が通う学校もカトリック系

登場する家族が本当にイイ人たちで、
サンドラ・ブロック演じるリー・アンの思いつきの行動なんだけど、
見ず知らずの黒人少年マイケルを意外とあっさり家に招き入れるし、
お年頃の娘や、小さな弟、旦那様も温かくマイケルを受け入れます。

日本人的には、ちょっと理解しずらい感覚なのだけど、
こういう“ボランティア精神”は、アメリカでは普通のことなのかも。
舞台はアメリカ南部のテネシー州ということもあって、
信仰心からくる「隣人愛」の賜物なんだろうな〜。

でも、ほんとみんなイイ人すぎてw
ちょっとうがった見方をしたくなっちゃうところを
全部、吹き飛ばしてくれたのがこの人☆

テューイ家の末っ子、S.J!

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マイケルを“お兄ちゃん”と慕って、
アメフトのコーチを買って出るおませさんだけど、
この子を見てると、宗教や肌の色や年齢や性別も関係なく
“ただマイケルが好きだから、一緒にいたいし、力になりたい”
っていう純粋な気持ちが伝わってくる。

きっとS.Jとマイケルみたいな損も得もなく、上も下もない関係が
本当の意味での“隣人愛”なのかも。それを一番体現してたな〜。

子供から教わること、、、ほんと多いです☆
個人的には、S.Jに助演男優賞をあげたいw ってぐらい♪


もちろん、本当にGG賞の主演女優賞を既に受賞しているサンドラも、
サバサバとして情に厚い“肝っ玉かあさん”を好演してます。
説明不足な部分をリリー・アンのキャラで補足している部分も多々あって
いいキャラを演じてるけど、やっぱり私はS.Jにやられたな〜w

いい人すぎる行いに“偽善”を感じなくはなかったけれど、
後半エゴ?ともとれるエピソードもあり、
そこを描いた事で“聖人”的な家族に“人間味”が増して、一気に高感度UP↑
さらに決定的だったのはエンドロールで流れる実際の写真。
やっぱり、本物にはかないません、、w
とーっても幸せそうな家族の写真は、いろんな考えやエゴが多少あったとしても
根底には“愛”がちゃんとある事を立証してました。

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実際のテューイ家☆ 役者さんたち、すごく似せてたんだね!

本当にあった、嘘のような物語、、、、
良い話以外の部分で、若干物足りなさを感じたりもしたけれど、
最近いろいろとダークな話題が多いアメリカで、
まだ、こういう人情物語や、サクセスストーリーがあることが、なんかうれしい♪

海外で起きたイイお話…というだけでにとどまらない、
全ての人が学び、考えるべきことがある映画でした☆

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今回の映画でテューイ家の長女を演じたリリー・コリンズ(Lily Collins)☆
TVドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』のスピンオフ『90210』にも出演していたけど、
なんと、あのフィル・コリンズの娘さんだったのね〜。オドロキ!

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モデルもしてるだけあって美人さん♪
しかも、ライターや司会業もしつつ大学院に通うという才女。
“育ちが良くて、頭が良さそう”な彼女自身の個性が、
すごく役にもハマってました☆ 個人的に注目の女の子です♪

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【公式サイト】http://wwws.warnerbros.co.jp/theblindside/main/#
原題:THE BLIND SIDE 監督:ジョン・リー・ハンコック 脚本:ジョン・リー・ハンコック
製作総指揮:モリー・スミス、ティモシー・M・バーン、アーウィン・ストフ 音楽:カーター・バーウェル
サンドラ・ブロック/ティム・マッグロウ/クィントン・アーロン/キャシー・ベイツ

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☆原作はマイケル・ルイスの小説

ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟

ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟

  • 作者: マイケル ルイス
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2009/11/25
  • メディア: 単行本


☆映画に登場した絵本。牛のフェルナンドと映画のマイケルの姿がリンクします。

はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11))

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  • 作者: マンロー・リーフ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1954/01
  • メディア: -


☆南部の歴史を知ればもっと映画を深く見れるかも♪

「風と共に去りぬ」のアメリカ―南部と人種問題 (岩波新書)

「風と共に去りぬ」のアメリカ―南部と人種問題 (岩波新書)

  • 作者: 青木 冨貴子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/04
  • メディア: 新書


☆リリーのお父さん♪

ベスト・オブ・フィル・コリンズ

ベスト・オブ・フィル・コリンズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1998/10/05
  • メディア: CD


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コメント 24

コッスン

サンドラ良かったねー。
コメディじゃなくても演じられ素晴らしいですね。
SJのキャラも良かった。
リーアンは、女性として憧れます。
by コッスン (2010-03-05 09:03) 

KLY

こんばんは^^
あらま、フィル・コリンズの娘さんだったんだ。凄く美人でしたよねぇ。これからも女優やってくれるのかな?
富める者が貧しきものに手を差し伸べるのは、キリスト教的には普通のようですよね。
上の写真の、調味料を使ってのアメフトの作戦指導のシーンにサンドラが帰ってくるところが結構すきです^^
by KLY (2010-03-05 22:24) 

mig

ジジョさんこんばんはー!

えー!?フィルコリンズの娘!?
すごいーそうだったんだ メイク濃いなッて思ったけど
可愛かったですよね〜
^^

そうそう養子とかって、半分エゴな感じもするけど
でも実際は大変なことですもんね、
お互いがハッピーになる幸せな出逢いでしたよね。
実話っていうのが写真でよりリアルになってて良かったナ。

by mig (2010-03-05 23:48) 

おぉ!次郎

 2009-2010年のNFLシーズンでは、逮捕されていたマイケル・ビック選手が現役復帰しました。是非更正して活躍してほしいです。


by おぉ!次郎 (2010-03-06 09:42) 

non_0101

こんにちは。
S.Jかわいかったですね~!
劇場でもS.Jのシーンがあるたびに笑いが起こりました。
S.Jの存在はマイケルも居心地良かったでしょうね。
現在の写真には大きくなったなあと感じてしまいましたけど(笑)
映画的にはあのくらいの大きさで大正解でした☆
by non_0101 (2010-03-06 14:50) 

ジジョ

コッスンさん

コメディじゃないサンドラよかったですね〜☆
こういう“姉御キャラ”すごく似合う!
リーアンは人間的にもすばらしい女性でした。
なかなかああいう行動はできないです、、、尊敬☆
by ジジョ (2010-03-07 13:22) 

ジジョ

KLYさん

フィルにこんな美人の娘さんがいたとは!
ちょっと驚き。お母さん似なのかな、、^^;
映画の様な宗教観?は日本人の私にはわかりずらいですが、
ああいう行動ができる…ってすごいことだと思いました。
調味料のシーン。微笑ましいですよね♪ 私も好きです☆
by ジジョ (2010-03-07 13:25) 

ジジョ

migさん

わたしも調べてビックリでした^^;
「90210」に出てた時も同じ様なメイクだったので
気づかなかったけど、、、たしかに濃いめかもw
「エゴがあってこそ人間!」って感じがするので、
映画のエピソードはちょっとホッとしました^^;
いい人すぎるのって、なんか嘘くさくて、、、
最後の写真。よかったですね〜♪
by ジジョ (2010-03-07 13:29) 

ジジョ

おぉ!次郎さん

アメフト詳しいんですね!
私はこの映画の主人公とかも全然知らなかったし、
試合のシーンもルールはちんぷんかんぷんでした、、^^;
逮捕された選手とかもいるんですね〜。
他にもいろいろドラマがありそうな世界…。興味でてきました!
by ジジョ (2010-03-07 13:33) 

ジジョ

non_0101さん

子供は成長が早いですよねw
今ぐらいの大きさだったら、微妙にかわいくなかったカモ^^;
実際のマイケルが意外にかっこよかったのも驚きでしたw
マイケルとSJいいコンビでしたね〜♪
by ジジョ (2010-03-07 13:38) 

ネジ

こんにちは。
ボランティア活動が日常、特別なことでない
教育は日本も見習いたい所だけど、
あそこまで格差のあるセレブならではな話
なので、なかなかマネはしたくてもできないですよね(笑)
ホント"SJ"はかなり良かったです。
by ネジ (2010-03-07 15:00) 

とん

本当にS.Jは素晴らしかったですね!
子供って凄いなぁ・・・とすごく実感しました。
そしてエンドロール。
このエンドロールの写真を見た時が一番ウルっときました。
将来、こんなステキな家族を作りたいな~と妄想しちゃいます(笑)
by とん (2010-03-07 23:57) 

ジジョ

ネジさん

やっぱり「家族」として法的な手続きをするときは
旦那様も少し慎重になってましたよね、、、
人を育てるって、実際は大変ですよね〜。
自分のできる範囲で、何かできれば…とは思います☆
なかなか難しいけど、、^^;
by ジジョ (2010-03-08 01:55) 

ジジョ

とんさん

SJ大人になっても、あのキャラでいてほしい〜w
やっぱり実際の写真にはかないませんよね☆
すっごく仲良さそうな家族♪ 私も理想です〜w
by ジジョ (2010-03-08 01:57) 

hash

>なんかうれしい
同感です。
アメリカの“善”を代表するような話でした。
そして、ラジー賞にも出席してしまう善人のサンドラ・ブロックがオスカーを獲れて本当に良かったです。
by hash (2010-03-09 22:33) 

ジジョ

hashさん

最近くらい話ばっかりだったんで、
“アメリカもいいとこあるじゃん!”って思えて
よかったです☆
サンドラのキャラも映画の好感度上げてますね〜☆
by ジジョ (2010-03-10 04:18) 

バラサ☆バラサ

コリンズという名の娘をコリンズが演じていたのですか。それも、こそ泥役が似合うと一部に認定されたフィル・コリンズの娘!

アメリカのスポーツは色々ドラマがありますね。「ルディ 涙のウィニングラン」なんて涙が止まりませんでした。

本作は、割とコメディなノリでしたね。泣かせるところもありますが。
暖かいいい作品です。

昔の友達が不憫ですが・・・
by バラサ☆バラサ (2010-03-12 03:00) 

ジジョ

バラサ☆バラサさん

>こそ泥役が似合う
そ、そうなんですか!? こそ泥って、、w

こういう「アメリカンドリーム」的なお話って、
やっぱりアメリカ人も好きだろうし、
わたしも、どこかアメリカにそういう部分を期待してます☆
他にも探せば、いっぱいありそうですね♪

昔のお友達は本当に不憫でした、、、
チャンスを得られずに終わる人も居る、、というのが
どこかで明暗がわかれる感じで、ちょっと考えさせられますね。。
by ジジョ (2010-03-12 13:29) 

クリス

安心して楽しめる作品でしたね。
実話じゃなかったら、いろいろ文句いってたかもしれません。

そそ、フィル・コリンズの娘が可愛かったー。
フィル、好きなんですよね。こんな可愛い娘がいたなんて・・・。
by クリス (2010-03-28 11:06) 

ジジョ

クリスさん

あはは。
実話じゃなかったら文句w
たしかに都合よすぎる感じは実話だから納得するしかない
ってところはありましたね〜。
フィルの娘、、ほんとに!?ってぐらいカワイイですよねw
by ジジョ (2010-03-30 05:44) 

てくてく

こんにちは~^^
お涙頂戴物語じゃなくて、カラッとしてましたね。
やっぱりアメリカっぽいかも、ですね^^
私もエンドロールの実際のご家族の写真で
ウルル、と来ちゃいました。
こんな話もあるんですね~、驚きです^^
by てくてく (2010-03-30 11:08) 

ジジョ

てくてくさん

まさに「アメリカンドリーム」でしたね☆
笑えて、爽やかな作品だったのがよかったです♪
ラストの写真はやられましたね〜^^; ずるいw
by ジジョ (2010-03-31 01:22) 

よーじっく

こんばんはぁ(^^)/
いい映画でしたね。実話という二文字の強さを
感じます。昔のテレビムービーみたいな
そっけなさが、かえってお話を身近に引き寄せてくれた
気がします。(^_^)
by よーじっく (2010-04-09 22:35) 

ジジョ

よーじっくさん

やっぱり実話にはかないませんねw
妙に重々しくなかったのもよかったですね☆
希望のある作品でした♪
by ジジョ (2010-04-11 00:59) 

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