『宇宙のあいさつ』星新一 [本]
ひさしぶりに星新一を読んでみた。
、、中学校以来?、、か?
今読んでも、あのときのドキドキわくわくはそのまま。
最後に「おぉ☆」と驚かされて、にんまりしてしまう。
そして挿し絵はやっぱり和田誠☆
この、のほほんとしたイラストが星新一の物語にぴったり。
何年たっても、大人になっても、変わらず読める本はうれしい。
でも、今回は本編よりも「あとがき」の解説の方が印象に残った。
解説によると、星新一は「人間不信」が根底にあるらしい。
、、ほぉ!なるほど☆ なんか、これ妙になっとく。
登場人物も「エヌ氏」など匿名な感じにしてあるし、
会話もどこか感情が入っていない。
登場人物に感情移入しながら読むというよりは、
第三者的に傍観する感じで読めるのはその為か。
設定も、現在の様な未来のような、地球のような、そうでないような、
不思議な感じなのも、その為か。
そして、中学生当時のわたしが、星新一を読みまくったのも、その為かも。。
この本が、自分のどの部分にグッときたのかが、
数十年たって、初めてわかった気がする。。
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