『となり町戦争』三崎亜記 [本]
小説すばる新人賞受賞の作品。
各方面で大絶賛!! ですが、うん。たしかにオモシロイ☆
ある日突然届いた、となり町との戦争のお知らせ。
公共事業と言われるこの戦争は、目に見えない形で、
淡々と、でも確実に進んでいきます。
知らず知らずのうちに、戦争に荷担している自分、、、
目に見えないから実感がないけれど、
自分が誰かの死に関係していたと知ったら、、、
他人事であったことが、実は他人事ではなくなる。。
実感が無いのは、感じようとしていない、つまり無関心なだけでは?
この本は、先日観た野田秀樹の舞台のテーマにもよく似ています。
いま、世の中はこういうモノを求めているのかもしれない、、。
三崎亜記の作品は、これで2冊目ですが、彼は短編の方が合っている気がします。
短編集の『バスジャック』は、個人的にはかなりツボだったのですが、
まだ新人だからなのか、長編になるとちょっとアラが目立つ気が、、、
オモシロイんだけど、なんとなく最後まで乗り切れない感じ。
アイデアがすごくオモシロイので、もったいないなーとおもいつつ、
今後に期待です☆
しかし、今回の装丁はすごくイイ☆ ナイスです☆
こんばんは。
私もコレ読みたいと常々思ってはいるのですが、未だ手にしておりません。そのうちそのうちと思っている間に、今に至るのですが、なんと今年映画版も公開とのこと、とりあえず、映画版も観たいけれど、その前に原作ちゃんと読んでおこうと思います。
by (2007-01-26 00:11)
トチオさん
わたしも気づいたら文庫になってたので買ってしまいました。
最近、ぼんやりしてるとすぐ文庫になっててビックリします。
映画でどうなってるのか、ちょっと楽しみです(^-^)☆
by ジジョ (2007-01-26 07:15)