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ディパーテッド [映画:た行]

「男は、死ぬまで正体を明かせない。」



わたしの中ではマーティン・スコセッシと言えば『タクシードライ バー』。
キリキリ、ヒリヒリした感じと、意思を持ったような街並。

今回の『ディパーテッド』もそんな印象でした。

「暴力描写の多いマフィア映画」
そう言ってしまえば、それまでなのですが、
それだけで収まらない何かがありました。
そこが、スコセッシの底力なんだと思います。

主演はレオナルド・デカプリオ。
久々に観ましたが、イイ顔するんですねぇ。
ちょっと痩せて引き締まったような気も、、、

ギリギリの不安定な感じが、今までのレオとはちょっと違う感じがして、
「今度こそアカデミーか!?」と言われるのもわかる気がします。

しかし、今回の映画、
マフィアのボス役のジャック・ニコルソンに全てを
持っていかれてた気がします。。

もう、やりたい放題ですね。ジャック。
何やらかすか解らない、狂気じみたボス役を、これでもか!と怪演して て、
しかも、なんだかうれしそう。。

この大暴れジャックは必見です☆

これをまとめあげて、ちゃんと映画として成立させた
スコセッシの手綱さばきに拍手!

元ネタの「インフォナル・アフェア」は観てないのですが、
ストーリーは一緒だったとしても、全体の印象は全然ちがうんでしょうね。
「ディパーテッド」は、完全に「アメリカン」になってますもの。

個人的には、スコセッシには、もう少しキリキリした感じを希望☆なのですが、
この映画はエンターテイメントな感じに仕上がってると思いました。
良くも悪くも「アメリカン」。

暴力描写がニガテぢゃなければ、誰でもそれなりに楽しめそうです。

しかし、この映画、音、、、でかくないですか?
会話は普通なんだけど、音楽と銃声が、、、
めちゃくちゃビビるぐらいの爆音☆


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鉄コン筋クリート [映画:た行]

「ソコカラナニガミエル?」

↑最近、使ってるメインビジュアルが変わったけど、
 私はこっちの方が「鉄コン」っぽくて好き☆

松本大洋はハードボイルドなイメージ。
「青い春」も「花男」も、スキだけど男臭いカンジがして
そんなに入り込めなかった。
でも、「鉄コン筋クリート」の連載が始まった時、
キャラとかセリフとか世界観とかに度肝を抜かれて、
夢中で毎週読んだのを覚えてマス。。。

あれから12年、、、、

ひさびさに観た「鉄コン」。しかもアニメ。
動いてる! シロとクロが動いてる!
もう、それだけで画面に釘付けです☆

宝町の町並みもスゴイ☆
当時、モノクロのマンガで読みながら妄想してた
宝町の世界がソコにありました。

画面せましと動き回るキャラクター、
スピード感のあるカメラワーク、、、、カッコイイ☆

どぎつい色のアニメが多い中、
やわらかくてポップな色彩に、手書き風のラインの絵は
独特だけど、松本大洋のイメージそのまんま。

ストーリーが進んでいく中で、色彩もトーンが変わっていったように思うけど、
気のせいか、、、? 計算?

肝心のお話しの方は、正直ほぼ忘れていて、
「あぁ!ネズミね!いたいた!」とか、「あ、そうだ、こうなるんだ!」と
観ながら思い出していったかんじ。

連載当時は、あまりストーリーの意味とかよく分かってなかったけ、
なるほど、深い話だったのね。
12年目にして、やっと理解ができました。

またマンガを読み返してみよっと☆

原作がある映画は、とかく「原作の方がよかった、、」になりがちだけど、
これは、これで、「アニメの鉄コン」として、りっぱに成立していました。
原作のイメージを損なうことなく、新しい「鉄コン」の表現をしたかんじです。

さすが、9年間もかけただけある、、、
きっと、監督をはじめ、すべてのスタッフが「鉄コン」好きなんだろうな、、、
愛情を感じる映画。

そして、シロの声を担当した蒼井優。 あなたはホントにスバラシイ☆


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007 カジノ・ロワイヤル [映画:た行]

「最初の任務は、自分の愛を殺すこと」



「007」といえば、ピアース・ブロスナンな年代の私。
特に思い入れのあるシリーズではないけれど、
なんとなく「ゴージャス☆」な感じが『映画』って感じがして好き。

今回からジェームス・ボンドは、問題のダニエル・クレイグ。
世の中の反発とは裏腹に、「ま、よくない?この人でも。」とか思ってました。
「初めての金髪? あ、、言われてみれば、、」ぐらいの。

そんな微妙な興味のまま観た映画。

しかし、オープニングが始まったとたんにテンション上がった☆
そうそう。あのオープンニング! そうだ!007ってこういうのだった!

007って、日本で言うところの「トラさん」なんだなぁ、、
オープンニング観ただけで、こんなにアガルとは。。

本編の方は、戦ったり、ピンチになってみたり、海に入ってみたり、いちゃいちゃしてみたり。。
と、私が思うところの「007」。
ただ、今回はスパイグッズ(?)がほとんどなくて、正統派なアクションが多い。
そこがちょっと残念、、

問題のダニエル・クレイグは、写真で見るとひ弱な感じで「ボンド??」って感じだけど、
動くと「ボンド!」になります。
ダニエルって、華奢なイメージだったのに、カラダ作ったんだろうか、、
「007」らしい、冷静で男の色気もあるけど、
「若き日のボンド」らしく、スマートすぎない、荒削りな感じがなんだか良かった☆
わたしは、こういう人間くさい感じ、好きです。

やっぱり「007」は、ゴージャスでエンターテイメントな映画だなぁ。。
またしばらく「若き日のボンド」で作ってほしいデス。

まったく余談ですが、さすがソニー・ピクチャーという感じに、
ソニー製品が随所に出てきてウケました☆
みんな「VAIO」をご愛用ですw


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