NODA MAP「ロープ」@シアターコクーン [舞台]
初の野田秀樹舞台。
野田秀樹といえば「夢の遊眠社」。ぐらいの古い知識。
鑑賞前にも、特に情報を入れずに行ったので、
話の内容もまったくわからなかったのだけど、
「ロープ」とは、「プロレスのロープ」、、、なのね。
まず、それにびっくり☆
だって、、、チラシのイラストは金子國義。。
あの絵の世界観からはほど遠い、、、、わざと、、なんでしょうか??
でも、舞台がはじまったらそんな動揺も吹き飛ばすぐらいの
爆笑☆爆笑☆
舞台でこんなに笑ったのは久しぶり!っていうぐらい楽しい場面が続きます。
、、しかし、後半雲行きがどんどん怪しくなってきて、
ストーリーは重い展開に、、、
正しい暴力とは何なのか? 何が人を狂わせていくのか?
傍観している人も同罪ではないのか?
舞台の前半で笑っていた自分が、本当に笑っていてよかったのか?
舞台で登場した、アラブ人の社長やTVの視聴者が自分とかぶります。。
自分も、同じコトを今舞台を観ながらしていたじゃないか!と、、
すごいな野田秀樹。。
他の演目は観たことが無いので分からないけど、
このストーリー展開には、かなりやられました。すばらし☆
どっしり重いケド、観た後に何かが残るイイ舞台でした。
LOVE30 〜女と男の物語〜 @ PARCO劇場 [舞台]
3人の作家によるオリジナルドラマ。
3組の男女による30分1本勝負!
『スパイス・イン・ザ・バスケット』
作:三島ゆき 出演:水野美紀&山寺宏一
離婚したカップルのお話。
一度は愛し合って結婚した二人。
ココロが通じあったコトがあるからこそ、分かり合えるコトがあるのです。。
これから先、一緒に居ることはないけれど、
過去にある思い出や経験は、いつまでもココロの中に生き続けるのデス。
自分は一人じゃないと知り、自分自身で立つ強さ。
そんなコトを考えました。。
1話目なので、ほんわかしたお話しに、客席もなごんだ気がします。
『結婚相談所』
作:サタケミキオ 出演:真中 瞳&片桐 仁(ラーメンズ)
青春の思い出を引きずった二人のお話。
歳を重ねていくうちに、だんだんと忘れさられるキモチ。。
「世間的にどうなのか?」ではなく、「私はどうしたいのか?」。
過去を振り返るのでは無くて、現実を見て、未来を見よう。
その後のハブラシさんは、現実の先輩と正面から向き合う気がします。
相変わらず、片桐さんはイタイ感じでイイ味です。
一番笑えて、楽しめた作品でした。
『兄への伝言』
作:蓬莱竜太 出演:YOU&生瀬勝久
過去を振り返る、二人の大人のお話。
「あの時、ああしていれば、、」大人になれば誰でも思う。
でも、道を選んできたのは自分。
選んだ道が正しかったのか? その答えはこれからの自分にある。
3話目は、ちょっと大人のしっとりとした雰囲気。
静かに進む中でも、絶妙な間の取り方はサスガです☆
3つの話が、全然違うテイストで、あっという間の1時間30分。
個人的には3話目のノリが、
「舞台」とも「コント」とも言えないような絶妙な感じで、
今日は3日目だけど、後半にはどんどん変わっていきそうな雰囲気もあったので、
千秋楽あたりは、どうなってるのか、、、楽しみな感じのお芝居でした。
んー。DVDになったら、また見たいカモ☆
うす皮一枚 @ 本多劇場 [舞台]
「あわれ彼女は娼婦」のパクリ(?)な写真にすっかりやられた☆
勝手に、あんな感じの激しい舞台を想像してタ、、、
劇団ひとりは、とっても雰囲気のある人。
とても器用で、頭がよさそう。
平たく言えば、この舞台のひとりは「かっこよかった☆」
しずちゃんも、この役すごく合ってた。
素のママなのか、演技なのか、、、
「イタイ感じ」に、ちょっとうるっとさせられた。
前から見たいと思ってたマリー嬢は美人サン♪
すごいなこの人、、、「舞台女優」って感じ。
舞台上でオーラがパーン☆とでる人。
出演している役者さんたちは、すごくステキな方々ばかり☆
、、、でもぉ。。。 個人的には演出も脚本も中途半端、、と。
シリアスな中の笑の入れ方も中途半端、、、
ストーリーの展開や深さも中途半端、、、
そして、一番のクライマックスシーンであの音量でテーマ曲を流されたら
「それ、ずるい!」ってかんじで。
TVドラマの終了10分前かよっ☆ と。
「芸人を使った本格演劇」、、コンセプトはすごくいいのに、
やりきれてない感じがもったいない、、
きっと出演者の方々も、不完全燃焼感があったんじゃないのかナ??
カーテンコールの時の役者さんたちの表情が物語ってる感じがした。。
まだ1回目の演目だし、、、次に期待☆
「吉本だからできる舞台」がきっとあるハズ。